もちろんCFPを目指します
無事に、日本FP協会からの入会案内が届きました。
今年になって、FP技能士が国家試験となることで、ファイナンシャルプランナー業界が揺れているように感じます。
AFPに関しては、現在も日本FP協会による民間資格です。きんざいのファイナンシャルプランナー技能検定(昔は金融渉外技能審査制度)も民間資格でした。現在は日本FP協会、きんざい、ともに国家試験実施機関に認定されたことで、システム変更の過度期にあるといえましょう。
2級FP技能士のみに焦点を当てると、現状のシステムが続くと年6回の試験が行われることになるのですが、そのような状態は長くても2~3年で終わると思います。おそらくは、きんざい、日本FP協会がそれぞれ合弁することで、統一の試験センターが開設されて、現在よりもすっきりした形になると思います。
あらゆる思惑を誘っているのが、CFP、AFPと、FP技能士の関係です。
FP技能士には更新制度がありません。通常の国家試験で更新制度があるものは、中小企業診断士くらいしか思い当たりません。だから、国家資格として資格の維持にお金がかからないのは、ある意味当たり前なのです。
一方、日本FP協会は、AFPおよびCFPの更新制度を採用しています。継続教育に関しては、もともとファイナンシャルプランニングのISO(いわば国際標準)にも明記されています。日本FP協会としては、継続教育なくして更新なし、という立場にたっているのです。協会への登録費用とともに、学習のための費用がけっこうバカになりません。
ただ、経済、各種税制は生き物のように毎年変化します。仮に金を取られないとしても、ファイナンシャルプランナーとして質を保つには、勉強そのものは必要なのでしょう。
日本FP協会、きんざいの両方の試験を受けてみて、さらにファイナンシャルプランナー協会やきんざいのHP、資格試験系のBBSなどで展開されている議論をざっと見て、いろいろ考えてみました。
いまのところの結論は、きんざい系は、もともと金融機関に勤める会社員に向けてそのスキルの目安となるための試験制度、日本FP協会は、ファイナンシャルプランナーを士業(先生業、サムライ業)と位置付け、そのスキルの目安となるための試験制度なんだ、ということです。
とりあえず士業志向の強い私としては、日本FP協会への入会は必須でしょうし、さらに上のランク、CFPを目指すのは当然の流れだと考えています。