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オリックスまたも強引指名

本日、プロ野球のドラフト会議が行われました。

超高校級左腕、東北高校の高井は、ヤクルトが交渉権を獲得しました。ただ、私には高井よりも注目していた選手がいます。

マック鈴木。そう、大リーグ経験者の鈴木誠が、今回のドラフトにかかったのです。

なぜ、大リーグ経験者がドラフトにかかったのでしょう? 彼は高校中退の後、海を渡り、いきなり大リーグに行きました。すなわち、日本プロ野球の経験がないのです。

しかも、FA資格を得ることなく、今期、ロイヤルズを自由契約になりました。そこに、日本のプロ野球規約の隙間がありました。最新のルールでは、日本プロ野球のドラフト外入団は1994年以降、廃止されています。すなわち、ドラフトにかからなければ日本の球団には入団できないのです。

これまでの報道によると、ロッテが鈴木と接触するも、ドラフト指名を見送り、ヤクルトが鈴木の入団テストを行い、若松監督のGOサインにより、指名が決定しました。ただし、何順目に指名するかを決めていませんでした。先ほど書いたとおり、高井を上位で指名することを決めていたためです。

一部報道では、ヤクルトは鈴木を4順目以降に指名する予定だったようです。でも、高井をクジで外したとき、実際には鈴木を指名したんじゃないか、と思います。ただ、高井をクジで当てるという幸運をつかんだ代償として、元大リーガーを手放すことになってしまいます。

で、どこが鈴木を指名したか? やっぱりというか(^^;;; ドラフトの暴れん坊、オリックスでした(^^;;; オリックスは、ある意味巨人よりたちが悪いです。

オリックスは、入団を見込めない選手を強引に指名して、入団がかないそうになくてスカウトに自殺されてしまうという事件を起こしたり、契約金ゼロ入団の説明が周知されていなくて指名選手に逃げられるなど、最近のドラフトではいつも、何かしら話題を提供してくれます。

で、今回も、です(^^;;; まさに強行指名というか強引です。

もっとも、鈴木は大リーグではもはや行き先がなく、野球を続けるには日本でやるしかない、そして日本でやることが自分にとってプラスになると前向きに考えているようなので、おそらくオリックスでプレーするのでは、と私は思います。

これで鈴木に逃げられたら、オリックスのドラフト汚点がまた増えることになります(^^;;;

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