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減収増支出、でも平気なの?

経済を少し勉強すると、GDP(国内総生産)のところで、必ず三面等価の法則、というものが出てきます。

生産と、需要(支出)と、分配(所得)、それぞれの合計は、必ず同じになる、という法則です。

ちなみに、GDPは、実際にはGDE(国内総支出)から計算され、先ほどの三面等価の法則のもとで、同じ物と解釈されている、というわけです。

ところで、今現在、日本の税収はとっても少ない、と言われています。

ですけど、GDPは実際には500兆円ほどですよね。500兆円も所得があるのなら、所得税を10%、均等に取れば50兆円の税収があるはずなんです。

それが現在、42兆円ほどの税収しかない。これは明らかに、税金の取り方が間違っていると、私は考えています。

一方、歳出は82兆円です。この82兆円の予算を作るために、税収以外の収入3.5兆円と、新規国債36.5兆円が必要になる、というわけです。

歳出82兆円の使い道ですが、国債費(発行費用と利払いの合計)が17兆円。これは、国の借金の必要経費ですから減らしようがないとすると、そのほかの地方交付税交付金等が17.4兆円、一般歳出が47.6兆円。

おそらく、地方交付税交付金等や、一般歳出で無駄なものを切らなくてはいけないはずなのです。しかし、税収が10%以上減る見込みであるにもかかわらず、この2つの支出はいまだに増えている!

税収の増やし方も、その使い道も間違っているようだ、というのが、現状の日本国財政事情のようです。

もっとも、実際には健康保険などの社会保険料まで考慮に入れて考える必要があるかもしれませんね。もう少し勉強してみます。

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