貯蓄は△保険は□
せっかく自分が汗水流して稼いだお金ですから、そのすべてを、自分の思い通りに使う、という考え方は正しいです。
ですが、やはり、自分の体が自分の意志どおりに動かなくなる可能性について、考えておかないといけないと思います。
その「リスク」に備える方法にもいろいろあります。例えば、がんなどで入院せざるえなくなったとき、1回の入院で200万円程度、余計な出費がかかるとします(状況により金額の多寡は異なりますが)。
この200万円、どうやって準備しましょうか? 積立貯金で、コツコツ貯めていくという方法が思いつきますが、これだと、仮に毎月3万円積み立てるとして、利回りをゼロと仮定すると、67ヶ月かかります。すなわち、6年弱。
この、最初の6年弱の間に、入院する事態になったら、備えが足りない、ということになります。
そこで、3万円のうち、2万円は普通に貯金し、のこりの1万円を保険に回します。
2万円に減ったので、200万円たまるのに100ヶ月(8年強)かかることになりますが、保険をしっかり設計しておけば、入院時の費用はおそらく、保険でまかなえるでしょう。
貯蓄の場合は、積立金額が徐々に上がっていく。保険は、一定の掛け金で万が一のときの費用一定額を保証できる。この様子を「貯蓄は△保険は□」というふうに説明します。
△と□を、うまく組み合わせて、リスクに備えたいものです。
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