四択対策:景気動向指数に関する勘違いに注意
今日から本試験の過去問答錬に入った。今日は平成14年第2回の金融。取りこぼしが多く、所要時間97分で正解率58%。金融が一番自信があっただけに、少々ショックな結果。
取りこぼしたところは、本番までに覚えなおせばよい、と割り切ろう。以下、本日のチェック事項の一部。
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●日本のデフレ
・需給関係:過剰な設備投資により生産能力が総需要を上回る状態にあった
・コスト:企業のリストラ、合理化努力によって、価格引き下げ余力が生まれた
・海外要因:中国を中心とする開発輸入の急増など、低価格の輸入品が急増した
・通貨供給量:物の量に対して通貨供給量が増えると物価が上昇し、通貨供給量が下がれば物価は下がる。しかし、日本においては一時期を除きマネーサプライは増加傾向だったにもかかわらず、デフレとなっている。
●景気循環と在庫
・在庫率指数(最終需要財、鉱工業生産財)は、景気動向指数の先行系列
・GDPにおける民間在庫投資の構成比は、他の需要項目に比べて小さい。しかし、実際の生産や消費、投資などに影響を与え、景気変動と密接な関係があるといわれる。
・在庫循環:「在庫積み増し」→「意図せざる在庫増」→「在庫調整」→「意図せざる在庫元」→頭に戻る
・近年は在庫管理技術の発達、多品種少量生産の進展、新製品投入頻度の増加などにより、以前に比べて在庫変動が小さくなる傾向にある。
●GDPデフレータ
・GDPの名目値:その時々の時価で表示されたもの
・GDPの実質値:名目値から物価変動の影響を除いたもの
・GDPデフレータ:GDPを、名目値から実質値へ修正するための係数
GDPデフレータは現在、マイナスで推移している。
●景気動向指数による景気判断
一致指数がおおむね3ヶ月以上連続して50%を上回っているときは景気拡大局面、逆に3ヶ月以上連続して50%を下回っているときは景気後退局面である。
●為替動向
とある国の投資効率が高ければ、その国の通貨が買われ、通貨高となる。ただし、経済成長率、インフレ率、国際収支に注意する必要がある。高金利も通貨高の要因。
とある国の物価上昇率が高いということは、その国の通貨の購買力が低下するということであり、通貨安につながる。
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