年収300万円でもおきらくに暮らせる法とは?
森永卓郎氏の書籍「年収300万円時代を生き抜く経済学」が、10万部を突破したとか。
私が以前、この日記で紹介した年収100万円本が売れたという話は聞きませんが、300万円くらいだと現実味がありそうなのと、著者のタレント性により、注目度が高くなっているのでしょう。
ちなみに、ダイヤモンド社の「ZAi8月号」にて、本書を元にしたインタビュー記事が掲載されており、それを読むと、なんとなく実際の書籍を読まなくても主張に関しては知ることが出来ます。ちなみに、私はZaiの記事しか読んでません。
主張はこうです。日本では中流サラリーマンが年収700万円前後、社長クラスが年収3000万円で、その差は約4〜5倍だが、これは世界標準からして異常な状態である。今後は、9割方のサラリーマンが年収300万円以下となり、ごく1割程度の人間がその100倍以上の収入を得る勝ち組みとなる。
しかし、その貧富の差は、世界標準を導入しようとするなら、すなわち小泉改革を推進するなら受け入れなくてはならない痛みである。ならば、年収300万円の貧乏生活に対応できるような節約術を身に付けるなど、心がけようというもの。
具体例として、自家用車は軽自動車でいいじゃないか。牛肉は外国産でいいじゃないか。衣服は中国製でいいじゃないか。テレビは小型でいいじゃないか、という具合。
年収300万円でも、死ぬことを考えずに暮らしていけるような社会になれば、それでもかまわない気がしますけどね。
みなさん、一度本当に300万円で暮らせるかどうか、ご自分の消費癖を第三者に診断してもらってはいかがでしょう?
※一部リンクを調整しました。(2014/04/02)
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