国民年金保険料未納37%!
国民年金第1号被保険者のうち、4割近い人たちが、毎月の保険料をばっくれているそうです。
ばっくれている人たちのばっくれる理由で、もっとも多いのが、「いま保険料を支払っても、自分たちが本当にもらえるのかわからない」というものです。
国民年金は、実際には「障害給付付き遺族給付付き終身年金」であり、例えば交通事故に遭い、一生歩けない体になってしまった場合などに給付が受けられます。もっとも、自分が元気で働けるという前提でもらえる年収には足元にも及ばない金額ですけど。障害年金、遺族年金の役割を忘れている人たちが多いように思います。
実は「もらえるかわからない」の部分には、物理的な金額のほかにも、制度変更のリスクを危惧しているというのもありそうです。
たしかに、急速に高齢化社会が進行し、終身年金をもらう人が増えてくれば、その財源をどうするのか? 支給年齢の引き上げも必要では? という問題が出てくるでしょう。
一部では、どうせ社会保険料も税金も国に入るお金なのだから、すべて税金にすればいいのではないか? という議論も起こっているそうです。そうなると、今まで13300円を滞納してきた人たちも、税金から納めればよいことになり、みな平等で幸せ、という理論です。
実際にはどのような制度がよいのか、もっともっと議論が必要なのでしょう。
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