年金支給は67歳から? いやなら増税?
本日の産経新聞の一面にて、財務省が年金支給開始年齢の引き上げを提案する、という記事が掲載されました。
現在、国民年金はすでに65歳から支給されています。厚生年金部分に関しては、支給年齢引き上げがスタートしたばかりで、昭和36年4月2日生まれ以降の男性と、昭和41年4月2日生まれ以降の女性は、厚生年金部分も65歳からの支給になっています。
ちなみに私は昭和42年生まれですので、制度が変わらなければ、65歳からの年金支給となるはず、でした。私が65歳になるのは2032年です。
財務省案によると、2025年より、年金支給開始年齢を67歳に引き上げよう、ということのようでです。
この案にはかなり無理があります。なぜなら、2025年の段階では、厚生年金部分の支給年齢引き上げが終了していないからです。そこで、この案には、部分年金の支給年齢の引き上げスピードもアップさせる案も盛り込まれます。
ただし、財務省案には、暗に「消費税を上げることが出来ないなら、止むを得ず、年金支給開始年齢を上げざるを得ない」というメッセージを込めている、という見方があるようです。すなわち、消費税を上げて、財源が確保できれば、年金支給年齢の引き上げをしなくても済む、ということのようです。
本当に他に削ることのできる予算がないのか、真剣に考えてほしいところではあります。やっぱり大陸棚調査予算ですかね(--;;; どちらかというと高速道路だと思うのですが。
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