体育会系株式投資?
久しぶりに株式投資指南本を読んでみました。
「株式成功の基礎」林 輝太郎:著
ところが、正直言って著者がいちばん伝えたいことがなんなのか、全くわかりませんでした(--;;; おおむね、次のような感じでしょうか。
・損切りは早めに、利益確定はのんびりと
(当たったときの利益を大きく、外れたときの損失を小さく)
・1回で勝負せず、最低2回に分割して買うように
(分割の仕方は1:1でも1:2:2でも好みでよい)
・区切りのいいところでちゃんと休め
(すべての株を売却して一度現金化し、落ち着いてから再開しよう)
・ちゃんとチャート(本書ではグラフ)を見て傾向を確認しよう
(順張り、逆張りどちらでも得意なほうに専念しよう)
そして、その基礎を徹底的に繰り返そう、と語ってます。
要するに、株式売買で自分だけに通用するルールを決め、それから外れた売買は絶対にしない、と決心し実行することが成功につながる、ということなのでしょう。
株式売買の成功とは、運用資金を増やすことであり、いずれはそれを資産として蓄積することです。
多くの人は、運用資金を増やすことだけ考えて、資産として蓄積することをおろそかにしてしまう。それでは、やはり片手落ちでしょうね。
ともあれ、頑固に決めたルールにのっとって売買を繰り返す、という雰囲気に、体育会系のノリを感じるのは私だけでしょうか(^^;;;
私の場合は、木村剛氏の書籍から影響を受け、リンチ、バフェット流投資からスタートして、ロバート・キヨサキ氏の良い投資悪い投資の理論が加わった、配当所得重視の投資に移行しつつあるところでした。
もちろん、なるべく安く買った銘柄がたまたま値上がりしてしまった場合は、どこかで利益確定したほうがいいのでしょうし、損切りだって早めにしたほうがよいのでしょう。
最終的に、「儲け続けることができればよい」ということになるなら、自分流投資法を確立し、それを貫けばよいのでしょうね。
※林輝太郎氏はかなり有名人でした(^^;;; そのほかの書籍は↓へ。(2004/8/13追記)
※リンク修正しました。(2014/04/02)
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