中曽根氏、宮澤氏のこと
総選挙を前にして、小泉首相が中曽根氏、宮澤氏に引退勧告をしました。
中曽根氏は断固拒否。宮澤氏は首相をたてて、引退を宣言しました。
自民党の中では、最近、衆議院比例区73歳定年制という決まりができ、選挙時に73歳を越える人は党として公認しないことになってました。
今回、この定年制ができてから初の選挙となり、本当に自民党がこの定年制を厳密に適用するのか注目されていました。特に、首相経験者でもある中曽根氏、宮澤氏をどうするのか? がカギとなっていました。
宮澤氏に関しては、その性格のおとなしさが全面にでてしまい(^^;;; 定年制に関して「意見はあるがあえて言わない」と、争うのを避けてしまいました。私としては、宮澤氏が引退を決めたことに関しては好感を持ちました。
中曽根氏に関しては、橋本政権(ってことは前々回選挙ですね)のときに、時の自民党幹部より比例区終身1位を確約する文書までもらっており(厳密な契約なのかはおいといて)、それをタテに総選挙に引き続き立候補するつもりでいます。現在の自民党は、首相の指導力のもと、73歳定年制の完全実施に傾いています。
さて、中曽根氏はどうするべきなのでしょう? 本人が言うように「憲法改正、教育基本法改正の機運が高まりつつあるときに議員を辞められない」というのであれば、あえて自民党にこだわる必要はない、と私は思います。自民党を離党し、ご自分で立候補すればよいだけのことです。
日本はたしかに高齢化社会を迎え、70代、80代でも現役バリバリの人たちがたくさんいます。その一方で、若い世代に活気がないようにも感じます。若い世代がもっと頑張って、年金世代の人たちがリタイアするのに不安感を感じないような社会になったほうがいいのではないか、という気がしてなりません。
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