損切りと「高いときに売れ」の両立
株式投資は、銘柄を選び、銘柄を購入し、最終的に売却することで完結します。
税制も、売却時に確定する損益を対象としており、保有している段階では、配当の源泉課税しかありません。したがって、どのタイミングで売却するかは、どのタイミングで購入するかより重要だと思います。
「株は安いときに買って、高いときに売る」というのが、もっともシンプルな考え方です。
ただし、含み損を抱えた銘柄の売却は明らかに「高いときに買ったものを安いときに売って」います。
このとき、敗北感のみを背負って売却しないで済む方法はないのでしょうか?
せめて、「高いときに売る」を実行してはいかがでしょう?
含み損があり、当分の間、いつ売っても損になるという場合、買った値段のことは、ひとまず忘れます。
そして、前日比のみに注目します。前日比プラスの日に売るのです。
「明日はもっと高くなるかも?」と考えてはいけません。それを考え始めるから損切りができないのです。
損切りを決意し、それを実行するときには、買った値段を忘れる。そして、その銘柄の値段が上がっている日に売却する。
そして、代わりの銘柄を買うときには、前日比のみに注目し、前日比マイナスの日に買うように心がけます。
前日比マイナスの日に買い、前日比プラスの日に売る。売買を決断した後は、まずこれを心がけるようにしたほうがよいでしょう。
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