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2/7-10:高値上抜けへの正念場?

2月第2週の週足は日経平均、TOPIXともに、上下のヒゲのほとんどない陽線となりました。これで3週連続の陽線となり、改めて上伸傾向が強まったようにも見えます。

2005年2月7日~2月10日の株価変動は以下のとおりでした。

指数始値高値安値終値
日経平均11,393.0411,553.7311,381.7811,553.56
TOPIX1,148.121,161.151,145.971,160.70
出典:各種報道より

・日足の状況
日経平均は月曜日より、大きめの陽線、小さめの陰線2本、ほぼ高値引けの陽線でした。
TOPIXは月曜日より、大きめの陽線、ほぼ十字線、小さ目の陰線、大きめの陽線でした。
水曜日、木曜日の日足はどちらもつつみ線であり、通常この組み合わせは強い上昇のサインです。

特に木曜日はどちらの指標とも一気に上げました。週の最終日の後場に上げるのはこれで3週連続であり、週末を意識して買い優勢となるのが少々不思議です。

・週移動平均線との位置関係
どちらのインデックスも引き続き、平均線は52週、13週、26週の順番に並んでおり、先週よりも移動平均乖離率が高くなっています。26週平均線も上向きとなり、ここからも上昇力の強さを読み取れます。

・2月第3週の楽観的シナリオ
すでにTOPIXは1月ザラ場高値を超えて、昨年7月以来の水準になっています。日経平均ももうひといきで1月ザラ場高値を超えます。数週後に起こるであろう52週と13週のゴールデンクロスをにらみ、昨年7月ザラ場高値へチャレンジする局面が見られるかもしれません。

・悲観的シナリオ
そうは言っても、すでに3週連続陽線であり、各オシレータは過熱感を示し始めています。TOPIXの場合は1140ポイント前後、日経平均なら11300円程度まで下落するのはありそうです。

・楽観と悲観の割合予想
6対4で、今週も悲観シナリオ優勢と見ます。ただ、悲観シナリオでもまだまだ52週移動平均線より上値であり、数週先を見越した場合、株価は上昇傾向であろうと思えます。

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