6/20-24:頭打ち感あるが上伸期待高い
6月第3週の日経平均、TOPIXはそれぞれ、先週と比較し、高値、安値、終値ともに上昇しました。週足は、日経平均がほぼ十字線となる小陰線、TOPIXは陰の寄り付き坊主となりました。ともに次週以降下落を予感させる週足ですが、これまで1ヶ月近く強気で上昇してきたことによる一服感と見ることもできそうです。
2005年6月20日~24日の株価変動は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 11,539.18 | 11,576.75 | 11,445.43 | 11,537.03 |
TOPIX | 1,175.48 | 1,175.48 | 1,165.41 | 1,173.46 |
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、日足は「陰線陽線陽線陽線陽線」となりました。
TOPIXは、月曜日の高値を抜くことが出来なかった点が気がかりですが、4日間陽線が続くことで停滞感が薄れています。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、週平均線よりも上値で推移しました。両インデックスとも、上値より、24日終値、26週移動平均、13週移動平均、52週移動平均の順番になりました。日経平均の13週移動平均線と52週移動平均線が接近してきたのが気になります。
・6月第4週の楽観的シナリオ
各平均線を上回る状況が続きそうです。日経平均なら11500円台定着ののち、11600円台に突入する局面があるかもしれません。TOPIXは、まずは1175ポイントを上抜けることが必要ですが、1180ポイント突入を試す動きになりそうです。
・悲観的シナリオ
経済イベントに対してネガティブな反応が起きたときは要注意です。26週移動平均線を割り込む展開が考えられます。それでも日経平均は11380円程度、TOPIXなら1155ポイント程度の下落でしょう。
・楽観と悲観の割合予想
6対4で楽観的シナリオ有利と見ます。引き続き、26週移動平均線に注目しながら相場動向を見守ればよいでしょう。ただし、重要な経済イベント、特に海外のFOMC、国内の日銀短観には注目しておく必要がありそうです。
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