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6/27-7/1:重要なトレンドラインを上抜けか!

6月第4週の日経平均、TOPIXはそれぞれ先週と比較し、高値、終値はそれぞれ上昇、下値は下落しました。週末にかけて上値を追う展開となり、週足は陽線となりました。日銀短観、FOMCなど、重要なイベントを無事に通過し、株価上昇への期待感がさらに強まったようです。しかも現在の日経平均は、1989年12月高値の38957円と、2000年4月の高値20833円を結んだトレンドライン近辺に到達しています。来週以降、11600円台に定着できるか、非常に重要になります。

2005年6月27日~7月1日の株価変動は以下のとおりでした。

指数始値高値安値終値
日経平均11,445.6411,663.6611,378.9911,630.13
TOPIX1,165.511,184.191,159.801,181.80
出典:各種報道より

・日足の状況
各インデックスごとに日足が異なりました。
日経平均は「陰線陽線陽線陽線陽線」となりました。
TOPIXは「陽線陽線陽線陰線陽線」となりました。
TOPIXは月曜日と木曜日に陰線となりましたが、全体的にはどちらのインデックスとも、高値と終値は順調に切り上げました。月曜日までの下落傾向は正直不安材料でしたが、上昇期待のほうが上回る状況となりました。

・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、週平均線よりも上値で推移しました。両インデックスとも、上値より、1日終値、26週移動平均、13週移動平均、52週移動平均の順番になりました。13週移動平均線の下落にブレーキがかかり始めています。

・7月第1週の楽観的シナリオ
日経平均はついに11600円台に到達しました。まずはこの水準に定着する動きになるでしょう。下値の固さを確認した後、11800円台にチャレンジする動きになる可能性があります。TOPIXなら、1190ポイント前後への上昇がありえます。

・悲観的シナリオ
26週移動平均線が下値サポートになりつつありますが、現在、少々乖離率が高くなりつつあります。日経平均なら11460円前後、TOPIXなら1165本と程度の下落はいつでもある、程度の備えはしておきたいものです。

・楽観と悲観の割合予想
7対3で楽観的シナリオ有利と見ます。いつもはあまり紹介しませんが、日足ベースの平均線、25日移動平均線と75日移動平均線のゴールデンクロスが起きています。27日のような下落日もあるでしょうが、あまり気にせず、上値が切り上がっている限り、強気を通してもよさそうです。

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