7/4-8:目先下落不安も先行きは楽観
7月第1週の日経平均、TOPIXはそれぞれ先週と比較し、高値、安値はそれぞれ上昇、終値は下落しました。上値が重い展開が続き、じりじりと下落しているという印象でした。週足はともに陰線で、先週の週足と組み合わせるとかぶせ足となりました。前回、5月13日の週のかぶせ足のときにも翌週は下げ基調だったように、注意は必要です。
2005年7月4日~8日の株価変動は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 11,664.22 | 11,676.20 | 11,563.84 | 11,565.99 |
TOPIX | 1,186.14 | 1,189.07 | 1,176.46 | 1,177.61 |
・日足の状況
各インデックスごとに日足が異なりました。
日経平均は「陰線陰線陰線陽線陽線」となりました。
TOPIXは「陽線陰線陰線陰線陽線」となりました。
TOPIXの月曜日はほぼ十字線であり、その後の株価展開を結果的に暗示していました。TOPIXは金曜日までで3日続落、日経平均では4日続落となりました。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、週平均線よりも上値で推移しました。両インデックスとも、上値より、8日終値、26週移動平均、13週移動平均、52週移動平均の順番に変化はありません。日経平均の13週移動平均線と52週移動平均線がかなり接近してきたのが気になります。
・7月第2週の楽観的シナリオ
日経平均、TOPIXとも2ヶ月近く順調に上昇してきたといえます。今週はその一服という意味合いが強いのでしょう。まずは11600円台への復帰、そして11680円を超えてくるようであれば、上昇トレンド継続と考えます。TOPIXなら、1180ポイント復帰、1190ポイント突入が目安です。
・悲観的シナリオ
かぶせ足がセオリーどおりのサインであるなら、下落の可能性が高いです。それでもまずは下値メドとしては26週移動平均線に注目すればよい程度だと思われます。日経平均なら11460円、TOPIXなら1160ポイントまでの下落で済むのではないかと思われます。
・楽観と悲観の割合予想
6対4で、今週は悲観的シナリオ有利とします。週足ベースではたしかに上値、下値の上昇は継続していますが、日足ベースでは上値、下値の下落傾向が見えていて、慎重姿勢で臨みたいと思います。ただ、目先にとらわれない中期以上の展望は明るく、上昇期待のほうが強いように思えます。
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