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8/1-5:郵政民営化法案を見極めたい

8月第1週の日経平均の終値は11,766.48円、TOPIXの終値は1,189.19ポイントでした。

週足ははそれぞれ大陰線でした。先週と比較し、高値は上昇したものの、終値は下落しました。安値はインデックスごとに動きが分かれ、日経平均では上昇、TOPIXでは下落しました。

郵政民営化法案否決の可能性が高まり、行財政改革が遅れそうだという懸念を先取りした株価下落のように思えます。

2005年8月1日~5日の週足4本値は以下のとおりでした。

指数始値高値安値終値
日経平均11,907.4212,009.5611,724.6111,766.48
TOPIX1,207.411,215.991,185.921,189.19
出典:各種報道より

・日足の状況
日足の状況は、日経平均、TOPIXともに1日月曜日より「陽線陰線陰線陰線陰線」と推移しました。上昇トレンド中での4日連続陰線は、下落トレンド転換の可能性が高いサインで、注意が必要です。

・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、週平均線よりも上値で推移しました。両インデックスとも、上値より、5日終値、26週移動平均、13週移動平均、52週移動平均の順番に変化はありません。

・8月第2週の楽観的シナリオ
日経平均、TOPIXともに、ザラ場での年初来高値を更新しました。4日~5日の下落は、25日移動平均線近辺で止まっており、まだ上昇トレンドが終わったとは言い切れません。日経平均なら11900円台、TOPIXなら1200ポイントへの回復は期待できます。

・悲観的シナリオ
国内の政局という問題が浮上し、株式市場も不安定になりつつあります。郵政民営化法案の採決結果か株価に織り込まれていない場合、否決の際の下落幅は想像できません。日経平均なら11600円台、TOPIXなら1170ポイント台への下落がありえます。

・楽観と悲観の割合予想
6対4で悲観的シナリオ有利とします。日経平均12000円というのはよほど堅い抵抗帯のようで、簡単には上伸させてもらえません。また、8日月曜日の郵政民営化法案の行方が混沌としており、この結果に注目せざるを得ません。

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