連載:金持ちのルール(6)
2:いろいろな収入が得られるようにせよ(2)
・ビジネス、不動産、証券、仕事を組合せよ
まずは、自分の仕事をしっかり勤めます。そして、徐々に貯まったお金を使い、そのお金自体に働いてもらうことを考えます。すなわち、資産を買うのです。資産を買うことができれば、キャッシュフローが2つになります。
具体的に、資産として何を買えばいいのでしょうか? ロバート・キヨサキ氏によれば、ビジネス、不動産、証券ということになっています。
お金を働かされるという一面が、いちばんわかりやすいのが証券投資でしょう。まずは証券から話を進めましょう。
証券とは、お金に関する約束事を定めた書類のことです。広義には生命保険も含みますが、ここで言う証券(ロバート・キヨサキ氏はペーパーアセットと呼んでいます)は、債券、株式、投資信託などを指します。
証券には、いずれも価格が変動するリスクがあります。その価格の変動を利用して、売買により差益を得ることが証券投資だ、と考える人が非常に多いですが、それは証券投資の一面でしかありません。ロバート・キヨサキ氏の主張に素直に則るなら、むしろ利金を得る、配当を得ることを重視するほうがよいはずです。
証券は、予算に応じてさまざまな商品があります。キャッシュフローを増やすということに重点を置くことができれば、どの商品でもよいと思います。
次に比較的行いやすいのが、不動産を買うことでしょう。もちろん、自分が住むためのマンションや一戸建てではなく、人に貸すための不動産を買うのです。
証券の場合は、権利の売買であり、取引が終わった後は他人とのかかわりが希薄になります。そこが証券投資が気楽に思える面でもあります。一方、不動産は自分の所有物に他人を受け入れる必要があります。トラブルの種を抱え込むことにもなりますが、それは報酬を得るための対価の支払いなのでしょう。
頭金を支払い、資金を借り入れて物件を買います。その物件からの借入金の金利やあらゆる経費を支払わないといけませんが、その物件を貸し出すことで、貸し主よりもっと多くのお金をもらうことができれば、差額がキャッシュフローになります。プラスのキャッシュフローが得られるような物件を慎重に探す必要があります。
いちばん難しく、その一方で成功すれば金持ちへもっとも早く導いてくれるビジネスについては、別項に譲ります。(続く)
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