連載:金持ちのルール(7)
2:いろいろな収入が得られるようにせよ(3)
・ビジネスとジョブ(仕事)の違いを意識する
ほとんどの人はビジネスを持っていないはずです。ただし、あなたのビジネスは? と聞かれたときに、自分の仕事を答える人も多いようです。これは、ビジネスと仕事の区別ができていない好例です。
ロバート・キヨサキ氏は、ビジネスと仕事に関しても、明確に区別をしています。
「ビジネスとは、あなた自身がいなくてもお金をポケットに入れてくれるもの。」
「仕事は、あなた自身が働くことでお金をポケットに入れてくれるもの。」
したがって、会社の社長であっても、ビジネスオーナーに雇われている場合は、その社長はビジネスを持っていることにはなりません。
ビジネスを別な言葉で表現すると、システム、ということになります。良いシステムを作ることができれば、そのシステムを多くの人に売ることも出来ます。
ただ、システムをイチからすべて作るのは、かなりの根性が必要です。例えば、ハンバーガー屋を経営することを考えます。材料の仕入れ、機材の購入や手入れ、店員の教育や給与計算などの事務手配を、すべてを自分で行わなければなりません。
しかし、もし、ハンバーガー屋のフランチャイズ権を買ったとしたら、すべてを自分でイチからそろえる必要はないかもしれません。少なくとも、食材や味について、自分で考える必要はなくなるでしょう。従業員も雇えるならば、運営にのみ専念できます。最後には運営も他人に任せて、自分はその店の所有者であり、その権利分のお金を得ることが出来るようになった段階で、その店はビジネスになった、と言えるわけです。
ビジネスを成功させるのは、本当に難しいと思います。なぜなら、システムを滞りなく運転していくためには、強力なリーダーシップ、もしくはチームワークが必要になるからです。
あらゆる手間を考えれば、証券や不動産投資のほうが手軽でしょう。
いずれにせよ、ファイナンシャルフリーを目指すためには、ビジネス、証券、不動産投資のいずれかを行うことにより、自分の仕事から以外のキャッシュフローを増やしていくことが重要なのです。(続く)
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