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連載:金持ちのルール(8)

3:学生時代にエリートでなかったことを気にするな(1)

 学生時代の成績の悪さ、学歴の低さ、大学の格の違いにコンプレックスを抱く人は多いかもしれません。しかし、実際の仕事やビジネスにおいて、それがハンディキャップになるとこは、実はそれほどないようです。

 なぜなら、仕事では実践経験が重要になりますし、ビジネスに関してはそれほど詳しく学校では教えてくれないからです。マネーに関する知識も、学校ではなかなか核心を教えてもらえません。

・学生時代の成績など誰も聞かない
 学生時代は、通信簿などが定期的に渡され、相対順位でしかない5段階評価に一喜一憂したものです。両親も「なんで2ばかりしかないんだ! もっと勉強しろ!」とか「4と5が増えてきたね。その調子で頑張れば、よい大学に行けて、よい会社に入って安定した生活が出来るよ。」などと話したものです。
 ところが、いざ大学を卒業して会社に就職してみると、学生時代の成績というのはまったくといっていいほどアピールにならないというのが現実です。
 もっとも、就職活動では、出身大学がその影響を与えることもあります。また、就職後に大学別に派閥を組むという大企業もまだあるかもしれません。
 それでも、各部署に配属され、実際に仕事をすることになったときには、学校の成績はほとんど関係ありません。実際に仕事がどれくらいできるか、だけが重要です。
 ロバート・キヨサキ氏は、お金の面においては特に、学生時代の成績は関係ないと語っています。いざ、銀行へ行って融資の相談をするときには、銀行はあくまで現在の経済状況を査定しようとします。銀行員にとって必要な情報とは、融資を受けようとする人が、確実に返済ができるのかどうか、だけです。学生時代の成績が悪いことが理由でお金を貸さない、ということはしないのです。(続く)


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