連載:金持ちのルール(9)
3:学生時代にエリートでなかったことを気にするな(2)
・本当に必要な技術は自己アピールと交渉術である
あなたがサラリーマンとして働いているとします。給料を客観的に判断したとき、価値に見合った金額を得ているでしょうか?
もし、自分の価値に見合った金額をもらえていないと感じたならば、より強く自己主張をしてみる必要があるかもしれません。もっとも、給料はあくまで経営者の都合で決まるもので、受け取る人がコントロールできるものではない点も忘れてはなりません。
サラリーマンの給料は、一部企業ではある程度の成果給などが認められているものの、現実的には役職が上がるごとに高くなる仕組みになっています。すなわち、会社に対してより重い責任を負うことが、給料を得る対価となるのです。その対価より多い給料はもらえないというわけです。
自営業などの場合、アピール力、別な言葉で言うと、広告、プレゼンの重要度がもっと上がります。どんなに優秀な能力、すばらしいサービスがあったとしても、それを他人に広くアピールできなければ、利用しようという人は現れないでしょう。
銀行に出向き、より有利な条件で融資を受ける。不動産を物色し、売主からより有利な条件の売値を引き出す。自営業なら、こちらのサービスの正常な対価を支払っていただく。これらを実現するためには、アピール力がともなった交渉術が重要になってきます。
今後、ビジネスや不動産投資で成功したいと思う場合は、プレゼン能力、交渉術など、リーダーシップにかかわる能力を鍛える必要があるのでしょう。
自己アピールが苦手で人見知りが激しいという人が投資で成功するためには、ペーパーアセット、すなわち証券に専念したほうがよいかもしれません。最近ではインターネットを利用したオンライントレードが一般的となってきて、対面でなくても株式売買が問題なく行えます。じっくりと吟味し、これと思える銘柄を自分の判断のみで売買する場合、社交性の重要度を下げられるでしょう。(続く)
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