医療費下がってますか?
保険のお客様と話をしていたときに、「最近の医療費って、安いですよね?」という話が出ました。
お客様がおっしゃる医療費とはすなわち、病院で支払う代金、薬局で支払う代金(自己負担)のことだと思うのですが。
私自身も病院にはめったに行くものではないので実感はないのですが、たしかに歯科医など、1回に支払う金額が1000円前後だったりして、昔はもっと支払う金額が多かったのではないか、という気もしています。
これらは、2002年、2004年の診療報酬引下げなどの影響を体感したものなのかもしれません。若い人ほど、病院に行く回数は少ないはずで、仮に自己負担率が2割から3割に上がっていたとしても、前回より安いと感じるのかもしれません。さらに、処方薬をジェネリック医薬品に代えるなどすると、自己負担に関してはけっこう安く上がっているようです。
いま、政治のほうで問題にしている医療費とは、自己負担分ではなくトータルの診療費のことなのでしょう。若者なら軽い治療で安く済むものの、老人であれば高度で手間のかかる医療となり、それをトータルで考えたときの医療費抑制が叫ばれているというわけです。国の財政が大赤字ですから、とにかく歳出を削らねばならないという理論なのでしょう。
2006年も診療報酬の改定があるのですが、診療報酬引下げとあわせて、自己負担割合の見直しも行われるようです。現段階では、高齢者の負担が増えることになっているようですが、保険免責制度の導入も検討されているようです。
さて、病院での自己負担が増えるのか減るのか? 病院に通わずに済むような体作りのほうが大切かもしれません(^^;;;
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