11/7-11:適度な足踏みは続伸への準備運動か?
11月第2週の日経平均終値は14,155.06円、TOPIX終値は1,494.56ポイントでした。
日経平均、TOPIXとで異なる動きとなりました。
まず、日経平均は週足で小陽線となりました。11月11日金曜日に年初来高値をつけました。高値、安値、終値とも先週と比較して上昇しています。
一方のTOPIXですが週足は下ヒゲが長めの小陰線となりました。年初来高値となったのは8日火曜日で、それ以降は軟調でした。高値、安値は先週と比較して上昇しましたが、終値は下落に転じています。
これまではどちらかというとTOPIXの上昇傾向が強く感じられましたが、今週に関しては日経平均採用銘柄のほうが注目されたようにも見て取れます。
2005年11月7日~11月11日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 14,084.11 | 14,206.14 | 13,951.40 | 14,155.06 |
TOPIX | 1,500.26 | 1,504.60 | 1,470.75 | 1,494.56 |
・日足の状況
各インデックスごとに、9日水曜日以降の状況はバラバラとなりました。
日経平均は「陰線陰線陽線陽線陰線」
TOPIXは「陰線陰線陰線陰線陽線」
という具合で、11月8日火曜日の日中史上最大出来高を記録した後は、出来高も細り、株価上昇のためのエネルギーを失ったかのようです。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXとも、上値より、11月11日終値、13週移動平均、26週移動平均、52週移動平均の順番に変わりありません。乖離率が広がりすぎたときの反動下落だけが気がかりです。
・11月第3週の楽観的シナリオ
さすがに勢いは強くないものの、上昇傾向には違いありません。TOPIXが1500ポイント台を安定して保つようになれば、改めて上値を追う展開も想定できます。日経平均なら14500円台乗せ、TOPIXは1530ポイント台乗せもありえるでしょう。
・悲観的シナリオ
一方、出来高の急落が気になります。11月8日に45億株もの売買高を記録した後、11月11日には25億株にまで下がっています。売買高が少なくなるとどうしても株価は頭打ちになるので注意が必要です。それでも目先は、日経平均なら13600円程度、TOPIXなら1450ポイント程度の下落に備えれば十分でしょう。
・楽観と悲観の割合予想
6対4で楽観的シナリオ有利とします。10月の足踏みを前提にして、それよりも高値圏でもみ合う状況が続くと思われます。11月中の現段階での安値を下回らないうちは、それほど悲観が必要な状況にはならないのでしょう。
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