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文章書き、ライター、作家

自分がまだ幼いころ、小学生くらいのころから振り返ってみて、改めて思うことがあります。

小学校や中学校では、新聞委員会に入っていました。

クラスの班単位で先生とやり取りする日記があり、そこに書く文章が、ほかの人に比べて妙に長かったようです。

国語という教科は、正直苦手でした。それは漢字が覚えられなかったからです。ですから、当時の先生方が、私が雑誌編集者として働いていたことを知ると、意外だ、という感想をいただきます。

どう考えても、私は、文章を書くことが好きなのです。それは、他人が私の文章をどうこう思うのとは関係ないレベルの話です。

それが、仕事として成り立つかどうかは別問題ですし、漢字が苦手、というほかにも、文章書きを仕事にするにはさまざまな壁が立ちはだかります。

1・そもそも文章を書くのが遅い。

編集者として、さまざまなライターさんたちとお付き合いをしてきました。彼らの文章を書くスピード、特にライターで食べていける人たちのそれは尋常ではありません。400文字×16枚を1日で書き上げるくらいでないと、スキルとしては低いかもしれません。

小説家デビューしたことがある私の友人と、6000文字(400字×15枚)のショートショート3本を書く競争をしました。私は小説を書いたことがなかったため、準備にも手間取ったものの、賞味1ヶ月で書きました。彼はやはり手馴れていて、伝え聞く限りでは4~5日でネタ選びから執筆終了までこぎつけたようです。

「本を書いてみよう」本によると、だいたい1日400字×10枚のペースで書けばよい、といったことが書かれています。その10枚を書くための資料調べなど含めると、寝食惜しんで執筆にいそしまないとならない気がします。


2・資料を調べる、読むのが遅い。

そして、私の場合、その資料調べに異様に時間がかかります。文章を書くのも遅いのですが、読むのも非常に遅いです。

世の中には、1日に1冊以上、本を読む人がいっぱいいます。仮に文庫本だとしても、そのスピードは、私にとっては驚異的です。文章を読むスピードを計るパソコンソフトを利用したとき、私のスピードは、だいたい600文字/分でした。これは普通だそうですが、仮にも編集者をやってた人間が人並みのスピードでいいのでしょうか(^^;;;

もちろん、校正や編集作業で行う精読と、通常の本読みではまったく事情が異なります。それにしても、例えば1分で3000文字をしっかり意味をつかめて読めるようになれば、資料調べの効率は格段に上がり、執筆スピード向上につながるはずです。


3・文章を売るためのカリスマがない。

カリスマとは、実績とも置き換えられるでしょうか? ブログや個人のHPと異なり、雑誌などで文章を発表するには、さまざまな人たちのチェックが必要になります。ライターとしての資質、社会常識は、編集者のチェックを受けます。そして、編集長のめがねにかない執筆させてもらえたとしても、掲載物の読者の反応がよろしくなければすぐにクビになるでしょう。

作家などの場合は、文学賞を受賞すれば箔がつきます。実績を積み上げる基礎ができ、仕事を続けていけばなんとかなりそうです。

それ以外の場合、書かれた文章がすべてなのかもしれません。昨今のブログをそのまま書籍にしたらベストセラーになった、というものなどはその典型でしょう。

でなければ、何かしら強い分野を作るしかありません。その分野を書かせたら右に出る人がいない、というものはなんだろう? そこから考える必要があるのでしょう。私は、いちおうFP分野、投資、保険に関してそれなりに知識はあると思うのですが、ライバルが非常に多そうです。


なにやら、私がいかにダメな物書きか、ということをつらつら書いてしまった気がします(^^;;; そして、時計を見たら、これを書き始めたのが9時ちょっと前。今はだいたい10時40分。

こうやって、今日も大事な時間が無駄に過ぎてしまいましたとさ。

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