連載:金持ちのルール(最終回)
終わりに:金持ちになるための対価を払おう
これまで10回に渡り、ロバート・キヨサキ氏の著作から読み取れる、金持ちになるために心がけたいことを取り上げてきました。
今回、当コラムの最終回を迎えるに当たり、改めて簡潔にまとめてみたいと思います。
まず、私たちは、もっとお金に関して勉強しなけばなりません。お金の使い方、お金の借り方、税金の節約の仕方などは基本です。そして次に、お金を稼ぐ方法を2つ以上持つよう工夫しなければなりません。ひとつは勤労所得、もうひとつは資産からの不労所得です。不労所得には3種類あり、ビジネス、不動産、証券のうち、好きなものを追求すればよいでしょう。不労所得を増やす研究を苦もなくするためには、私たちは、自分の性格に合った勉強方法を見つけなくてはなりません。
私などは、素直に出来そうだ、と思えます。正直、お金の勉強が楽しいのでファイナンシャルプランナーの資格を取ったのです。ただし、ロバート・キヨサキ氏はそれでも、お金持ちになれる人はそれほど多くないであろうと考えています。
なぜか。それは、「私には出来ない」と思い込んでしまう人が多いからだ、と、ロバート・キヨサキ氏は述べてます。また、やってみたとしても、大きな失敗ができないとか、失敗するとすぐ撤退してしまうとか、金持ちになることを諦めてしまう人が多そうです。もしくは、やってみたくても勉強する暇がない、という人も多いかもしれません。
投資を始める最初の段階で、まとまったお金がないのは当たり前です。まずは、少ないお金でも出来る積み立て貯蓄から始めるべきです。そして、徐々に規模の大きい投資に移っていきます。途中で止めずに、まずは資産を買う、ということを根気よく続けるべきです。
まず、少しずつ投資に回すお金を貯めていく、というのが重要です。次に、とにかくやってみます。心配な人は本などで基礎を学んでから行えばよいでしょう。そして、失敗を恐れずチャレンジします。失敗したら、次回、同じ失敗をしないようにすればよいのです。そして、再びチャレンジするのです。
あらかじめ本などで学ぶ。失敗していくらかのお金を失う。これらはすべて、将来の成功への対価です。対価の支払いなくして、将来の成功はありません。
学ぶという対価、チャレンジするという対価を支払い続けていける人が増えて、一人でも多くの人がファイナンシャルフリーを得られることを願います。(終わり)
※今回のような企画物を定期的に行いたいと思っています。お楽しみに。
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