議員年金廃止後は「厚生」年金加入案
少々古い記事ですが、日本経済新聞11月24日朝刊によりますと、国会議員の議員年金が廃止されたさいには、国会議員は厚生年金に加入できるようにする、という案が浮上しているとのことです。
要するに、本当に議員年金が廃止になるなら「国民年金だけでは不安だ」と思う国会議員が多いようです。でもそれは、現在の国民年金の制度はいまいちだと、国会議員が認めてしまったようなものなのですが、いいんでしょうか(^^;;;
個人的には、国会議員なら、国民年金+国民年金基金に満額加入できるはずですから、それで十分なのではないか、とも思うのですが。
新聞記事でも指摘されているとおり、厚生年金加入の場合はほかにも問題があります。
ご存知の通り、厚生年金の保険料は雇用主と従業員の折半になってます。国会議員の場合、国会に雇われているという扱いになると、給料は税金から支払われてそこから保険料を納める、雇用主折半分も国会の経費扱いになり、これも税金から支払われることになる。
あ、ここまで書いて納得。国民年金+国民年金基金だと、全額国会議員が受け取ったお金からの支払いになるが、厚生年金だと国会議員が受け取ったお金からの支払額が減らせるというわけだ。
どちらにしろ、国民の税金を使うには違いないのですけどね。
いずれにせよ、国会議員が引退された暁には、公的年金だけに頼らず、「元国会議員」の看板をしょって、稼ぎながら老後資金を捻出していただく、という方法もありかと思いますがいかがでしょうか?
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コメント
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12月7日付け日経新聞によりますと、国会議員の厚生年金加入案は、見送る方向になったようです。時事ネタは難しいなぁと改めて実感しています。
投稿: 松本 | 2005年12月 7日 (水) 17時21分