12/12-16:25日移動平均線前後の値動きに注目
12月第3週は乱高下の週でした。日経平均終値は15,173.07円、TOPIX終値は1,580.78ポイントでした。
日経平均、TOPIXともに上ヒゲの長めの陰線となりました。日経平均は高値のみ前週を上回り、安値と終値は下落しました。TOPIXは高値、安値が前週を上回り、終値のみ下落しました。
年初来高値を記録した後、反転下落の幅が大きいのが気になりますが、25日移動平均線などよりは、まだ高値で推移しています。
2005年12月12日~16日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 15,549.65 | 15,885.52 | 15,095.56 | 15,173.07 |
TOPIX | 1,604.18 | 1,634.64 | 1,572.23 | 1,580.78 |
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、日足の状況は次のようになりました。
「陽線陽線陰線陰線陰線」
両インデックスともに、14日水曜日に年初来高値を更新した後、一気に下落したという印象です。ただ、TOPIXの金曜日の日足は、ほぼ十字線です。これで、12月に入ってから3日陽線、3日陰線を2回繰り返しました。このパターンが続くなら、月曜日は陽線となるのですが、実際にはどうでしょうか。
・週移動平均線との位置関係
これほどの下落でも、日経平均、TOPIXともに、上値より16日終値、13週移動平均、26週移動平均、52週移動平均の順番のままです。乖離率大きすぎの改善を続けています。
・12月第4週の楽観的シナリオ
25日移動平均線が迫っており、少し交わる程度、もしくは交差する前に反転すれば、上昇トレンドは継続となります。少なくとも日経平均なら15600円台、TOPIXなら1610ポイントあたりまでは戻り、その上をうかがう展開になると思われます。
・悲観的シナリオ
いちばんいやな展開は、あっさり25日移動平均線を割ることです。なお、25日移動平均線が下値抵抗線として機能する場合でも、その後に12月6~7日ごろの高値前後でもみ合う場合、上値での三山(ヘッド&ショルダー)となる可能性が出てきます。三山は、下落トレンド転換のサインのひとつです。日経平均なら15000円割れ、TOPIXなら1550ポイント割れを覚悟すべきでしょう。
・楽観と悲観の割合予想
あまりにも長い上昇が続いていたので、今回は6対4で悲観的シナリオを有利とします。今後、13週移動平均線くらいまでの調整は、あって当然と考えます。ただし、その前に25日移動平均線が控えていて、まずは25日移動平均線前後の値動きに要注目です。
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