12/26-30:年明け直後の波乱に要注意
本年最後の1週間も、各インデックスは年初来高値を更新して終了しました。日経平均の大納会終値は16,111.43円、TOPIXの30日終値は1,649.76ポイントでした。
2005年12月26日~30日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,027.66 | 16,445.56 | 15,911.23 | 16,111.43 |
TOPIX | 1,645.28 | 1,673.18 | 1,633.93 | 1,649.76 |
日経平均、TOPIXともに週足は上ヒゲの長い小陽線となりました。両インデックスともに、前週と比較して、高値、安値、終値のすべてが上昇しました。上昇トレンドは引き続き継続していると思われます。
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、26日~30までの日足の状況は次のようになりました。
「陽線陰線陽線陽線陰線」
大納会の陰線が少々大きいのが気になりますが、その前の2日で大きく上げた反動なのでしょう。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、上値より30日終値、13週移動平均、26週移動平均、52週移動平均の順番は変わりません。きれいな上昇トレンドのまま、新年を迎えます。
・1月第1週の楽観的シナリオ
正月明けで、楽しい気分のまま、上昇相場が継続するでしょう。日経平均は16000円台への定着を確認した後、2005年高値の16445.56円を超えてくるでしょう。TOPIXも、いよいよ1700ポイントが見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
大納会の日足陰線、週足の上ヒゲの長さが気になります。2005年高値を上回れないという事態になった場合、少々下げ幅が大きくなる場合があります。その場合でも下値メドは25日移動平均線近辺、日経平均なら15600円程度、TOPIXなら1600ポイント程度でしょう。
・楽観と悲観の割合予想
6対4で、目先は悲観的シナリオ有利とします。年明けですので明るい予想をしたいのですが、30日大納会の日足大陰線、29日木曜日との組み合わせが高値でのつつみ足、そして週足の上ヒゲの長い週足と、少々不安なサインが目白押しです。ただ、しばらくの間そんな弱気サインを無視した上昇を続けた現実もあり、中長期の目線ではそう簡単に上昇トレンドが変わることはなさそうです。
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