1/4-6:値動きはそろそろ落ち着くか?
2006年最初の1週間、各インデックスは昨年来高値を更新しています。日経平均の6日終値は16,428.21円、TOPIXの6日終値は1,684.90ポイントでした。
2006年1月4日~6日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,294.65 | 16,479.55 | 16,250.76 | 16,428.21 |
TOPIX | 1,666.75 | 1,691.83 | 1,665.74 | 1,684.90 |
日経平均、TOPIXともに週足は陽線となりました。両インデックスともに、前週と比較して、高値、安値、終値のすべてが上昇しました。上昇トレンド継続で新年を迎えたと思われます。
・日足の状況
年明けの週は、3営業日のみの商いでした。4日~6日までの日足の状況はインデックスごとに異なり、次のようになりました。
日経平均 「陽線陰線陽線」
TOPIX 「陽線陽線陽線」
日経平均の5日木曜日のみが陰線ですが、終値ベースでは両インデックスともに3日間を通じて上昇しました。過去の統計では、日経平均が大発会より3日連続上昇となると、年足陽線となる確率が84.6%とのことで、今後の株価上昇期待が高まります。
・週移動平均線との位置関係
両インデックスともに、上値より6日終値、13週移動平均、26週移動平均、52週移動平均のまま推移しています。乖離率もかなり高くなっています。
・1月第2週の楽観的シナリオ
引き続き、堅調に推移すると思われます。突発的な経済指標のネガティブニュースでもない限り、昨年来高値を更新し続ける局面となりそうです。日経平均なら16700円台、TOPIXなら1700ポイント台への定着となりそうです。
・悲観的シナリオ
原油高の株価への影響が気になります。TOPIXの6日金曜日の日足がほぼ十字線であることも気がかりです。平均線によっては、記録的な乖離率になっていることから、いつでも上がりすぎからの反落には備えたいものです。日経平均なら16100円割れ、TOPIXなら1650ポイント割れもありえます。
・楽観と悲観の割合予想
6対4で、楽観的シナリオ有利とします。10日火曜日より本格的な市場再開となり、出来高がさらに高くなると見込まれます。また、トレンドは基本的に継続したがるという点は覚えておきたいところです。ただし、これまで同様の急激な株価上昇はそろそろ落ち着くことになるかもしれません。
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