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医療保障&遺族保障&障害保障付き老齢終身年金?

医療保障は、要するに病院にかかる費用を保障する保険。
遺族保障は、亡くなった後の遺族の生活を少しでも保障するための保険。
障害保障は、自分が障害者になったときに、自分と家族の生活を少しでも保障するための保険。
老齢年金は、自分が加齢により働けなくなったときに、自分と家族の生活を少しでも保障するための保険。

民間の保険では、これらは通常は別な保険になってます。ですが、国民皆保険制度においては、医療保障こそ健康保険や国民健康保険で独立しているものの、遺族保障、障害保障、老齢保障は厚生年金、国民年金にてカバーされています。もっとも、国民年金は年間約80万円程度の給付であるため、必要性を感じないのか、未納が多いのが現実です。

そこで、国民年金の納付率を上げるために、さまざまな方策が考えられています。ですが、今回報道された方法はちょっと疑問です。

各種報道によりますと、国民年金長期未納者、長期未加入者に対して、国民健康保険を使えなくするという措置を検討しているそうです。

便宜的にガベージニュースへリンク

もし、国民年金滞納者、未加入者の国民健康保険停止の措置が決まるなら、事実上、国民年金と国民健康保険は1つの保険制度になります。

記事でも懸念されているとおり、だったら国民健康保険も払わない、という人も増えそうです。

本来は別々な制度であるはずの国民年金と国民健康保険が、一方の保険料の支払いによって他方の利用が制限されるのは、明らかにおかしいです。

国民年金の未納問題に関しては、まず国民年金保険料を納付しないとまずい、と思わせる制度にするか、もっとしっかり強制徴収をするほうが先だと、私は思います。

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