トリノ五輪終了、日本はメダル1個
あ、っという間に、トリノ五輪が終了してしまいました。
日本勢は、外国で行われる五輪としては最大の112名もの選手団が派遣されたそうですが、メダル獲得に無事到達できたのは、女子フィギュアスケートの荒川静香選手だけでした(^^;;;
私自身も、大会が始まる前にメダル予想をしましたが、弱気予想の3個にも届かなかったのは、正直残念に思います。
ところで、今回、4位入賞の人がけっこういました。
・スピードスケート500m男子 及川 佑選手
・スピードスケート500m女子 岡崎 朋美選手
・スピードスケート団体パシュート女子 日本チーム
・フィギュアスケート女子 村主 章枝選手
・アルペンスキー回転男子 皆川 賢太郎選手
これらの人たちが、もうひとふんばり頑張って、もうすこし運を味方につけていれば、実はメダルを5個以上獲得してたかもしれないんですよ~(^^;;;
特に、荒川さんの影に隠れてしまいがちの村主さんは、「コーエンもスルツカヤも転んでるのに、ノーミスの村主さんがなんで4位なんだ~」なんて文句も一部で上がってるようです。いや、これは新採点法の問題で仕方ない面もあるのですよ。荒川さんは採点で稼げる演技に変更したので結果金メダルを取れた。村主さんは全日本フィギュア(五輪最終選考会)で190点台を獲得していて、その演技を再現できればよいと思っていた。結果、全日本とは異なる審判からは少々辛い点数しかもらえなかった。GPシリーズのときに不調で、世界に向けてアピールできていなかったのも影響したかもしれません。
他にも、実は皆川さん、そして7位の湯浅さんは、日本のアルペンスキーの歴史を塗り替える快挙だったのです。なにせ、日本がアルペンスキーで同種目で2人の入賞を果たしたのは史上初です。佐々木さんも含めて、今後に期待できる活躍となりました。
スピードスケートは、本当に紙一重でした。実は、及川さんも岡崎さんも事前のマスコミではあまり取り上げられていなかったように記憶しています。男子は加藤さんや清水さん、女子はWサユリ(大菅さん、吉井さん)のほうが期待されてたんじゃないでしょうか? そう考えると、スピードスケート短距離陣は、選手層が厚くなってきたな、と思えます。
フリースタイルスキーのモーグル女子で、5位入賞を果たした上村さんが、荒川さんの金メダルに対して「五輪に出るならそういうところを目指していかないと駄目だよなあ」という感想を漏らしたそうです。
他の競技者からの刺激を受けられるのが五輪いいところだと思います。そして、もうひと頑張りの努力ができる人が、運を引き寄せ、結果も伴うのかもしれません。