2/13-17:当面は下落不安のほうが強いか?
2月第3週の株式市場は、続落でした。日足ベースでは上昇と下落を繰り返したものの、徐々に高値を削ったという印象です。
各インデックスの2月17日終値は、日経平均が15,713.45円、TOPIXが1,605.33でした。
2006年2月13日~17日の週足4本値は以下のとおりでした。
| 指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 日経平均 | 16,191.93 | 16,312.74 | 15,691.86 | 15,713.45 |
| TOPIX | 1,649.92 | 1,560.52 | 1,591.12 | 1,605.33 |
日経平均、TOPIXともに週足は先週に引き続き陰線でした。日経平均、TOPIXともに、前週と比較して高値、安値、終値ともに下落となりました。
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、5日間の日足は次のとおりになりました。
「陰線陽線陰線陽線陰線」
両インデックスとも、前週終値を下回ってスタートしました。その後、上昇する日があっても、前日の陰線の高値を越えられませんでした。25日移動平均線を常に下回る状況が続いており、より先行きの安値を感じさせつつあります。
・週移動平均線との位置関係
ついに状況が変化しました。週末終値と13週移動平均線の位置関係が入れ替わりました。
日経平均、TOPIXとも、上値より13週移動平均、2月17日終値、26週移動平均、52週移動平均の順番となりました。今後の重要な上値抵抗として、13週移動平均線が加わることになります。
・2月第4週の楽観的シナリオ
重要な下値ポイントとして、75日移動平均線や、1月安値近辺が考えられます。そこに到達せずに上昇に転じるなら、それほど心配の必要はなさそうです。日経平均なら改めて16000円台乗せ、TOPIXなら1650ポイント以上への回復となるでしょう。
・悲観的シナリオ
出来高が徐々に少なくなっており、上昇に向かうエネルギーが少ないように思えます。25日移動平均線や13週移動平均線を上回れない状況が続くなら、下落傾向がさらに強まるでしょう。日経平均なら15100円前後、TOPIXなら1550ポイント前後への下落がありえます。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で悲観的シナリオ有利とします。まずは出来高の減少が気になります。このまま13週移動平均線前後での値動きを保ってくれるといいのですが、もし、さらに1月安値を下回り、26週移動平均線に近づく動きになるなら、中長期でのトレンドが転換する可能性を検討する必要も出てきます。
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