2/6-10:短期での下落に慌てぬよう備えるべし
2月第2週の株式市場は、日経平均が年初来高値を更新したものの、その後下落傾向が強まりました。
各インデックスの2月10日終値は、日経平均が16,257.83円、TOPIXが1,660.22ポイントでした。
2006年2月6日~10日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,736.23 | 16,777.37 | 16,090.93 | 16,257.83 |
TOPIX | 1,714.95 | 1,716.31 | 1,643.55 | 1,660.22 |
日経平均、TOPIXともに週足は大陰線でした。日経平均は、前週と比較して、高値こそ上昇しましたが、安値、終値は下落しました。TOPIXのほうは昨年来高値を更新できず、前週と比較して高値、安値、終値ともに下落してしまいました。
・日足の状況
両インデックスの5日間の日足は次のとおりになりました。
日経平均 「陽線陰線陰線陰線陰線」
TOPIX 「陰線陰線陰線陰線陰線」
日経平均は、2月6日月曜日に昨年来高値を更新したものの、TOPIXはとうとう昨年来高値を更新できませんでした。7日火曜日まで小幅の値動きを続けた後、日経平均、TOPIXともども、週末にかけて下落基調となりました。TOPIXでは再び25日移動平均線よりも下値になっており、先行きの不安を感じさせます。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXとも、上値より2月10日終値、13週移動平均、26週移動平均、52週移動平均の順番となっています。終値と13週移動平均線が再び迫っており、高すぎるという不安は、多少解消されていると思われます。
・2月第3週の楽観的シナリオ
25日移動平均線より、各インデックスが割り込んだことにより、高値からの調整が進んだとも考えられます。TOPIXがあっさりと25日移動平均線を上回れるなら、再び株価上昇基調に戻るでしょう。日経平均なら16600円台、TOPIXなら1700ポイント台回復が十分ありえます。
・悲観的シナリオ
日経平均、TOPIXがともに25日移動平均線を割り込む事態になると、目先はさらなる調整局面となりそうです。まずは13週移動平均線が意識されるでしょう。日経平均なら15900円台、TOPIXなら1640ポイント台を割り込んでしまうかどうかに要注目です。
・楽観と悲観の割合予想
目先の値動きは、6対4で悲観的シナリオ有利とします。ただし、ここ数ヶ月は3~4日おきにトレンドが変わり、極端に株価が動くため、悲観的シナリオで動いたかと思うとその後に楽観的シナリオまで上昇するということもありえます。逆もしかりです。まだ中長期を見越したとき、上昇トレンドにあることは違いないので、押し目買いスタンスで問題ないと思われます。
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