4/17-21:ゴールデンウィーク前後は動きにくい
4月第3週の株式市場は、17日月曜日までは前週の流れを引き継いで下落したものの、18日火曜日以降は持ち直しました。ただし、日足陰線の日が多く、上昇期待に乏しい展開にも見えます。
各インデックスの4月21日終値は、日経平均が17,403.96円、TOPIXが1,756.40ポイントでした。
2006年4月17日~21日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 17,233.73 | 17,479.73 | 16,945.30 | 17,403.96 |
TOPIX | 1,743.58 | 1,766.01 | 1,712.37 | 1,756.40 |
日経平均、TOPIXともに、週足は下ヒゲが長めの陽線となりました。両インデックスともに、前週と比較して、終値は上昇したものの、高値、安値は下落しました。
結局のところ、2週続けて上値を削る展開になっているのが少々心配です。
・日足の状況
5日間の日足は、両インデックスともに次のようになりました。
「陰線陽線陰線陰線陽線」
特に17日月曜日と18日火曜日の日足は切り込み線に見えます。出来高も徐々に増えてます。これは、日経平均なら17000円、TOPIXなら1720ポイントを割るなら買ってみたい投資家が多いことを示していると思われます。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、上値より、21日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線の順番は変わりません。
・4月第4週の楽観的シナリオ
ゆっくりとした上昇を続け、改めて年初来高値を目指す動きを期待します。日経平均なら17600円台、TOPIXなら1780ポイント台にチャレンジする場面が見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
日足陰線が続くのが気になります。また、ゴールデンウィーク前後は少々売買しにくい時期でもあります。売買が細れば下落基調が強まります。日経平均は再び17000円割れ、TOPIXなら1700ポイント割れとなる可能性はあります。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で悲観的シナリオ有利とします。東京証券取引所の売買時間が正常化するため、その分出来高が増える可能性もありますが、ゴールデンウィーク前でもあり、原油価格の推移を見守ったり、3月期末銘柄の決算発表を見極めるなど、慎重な売買が展開されそうです。
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