4/24-5/2:GW明けも慎重な売買が続くか?
4月第4週の株式市場は、24日月曜日に大きく下げ、3日間の小幅上昇で戻したものの、28日金曜日に再び大きく下げるという、強い下落基調を感じさせる動きとなりました。
ただ、5月第1週は2営業日しかない中で、その間隙を付くかのように上昇となりました。
各インデックスの5月2日終値は、日経平均が17,153.77円、TOPIXが1,737.18ポイントでした。
2006年4月24日~28日の週足4本値は以下のとおりでした。(以下、出典は各種報道より)
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 17,245.62 | 17,245.62 | 16,750.50 | 16,906.23 |
TOPIX | 1,741.67 | 1,741.67 | 1,700.15 | 1,716.43 |
両インデックスともに、週足は陰の寄り付き坊主となりました。週の始値を上回れなかったのは今後の相場の弱さも感じます。日経平均、TOPIXとも、前週と比較して、高値、安値、終値ともに下落しました。
また、2006年5月1日~2日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,929.83 | 17,188.54 | 16,868.69 | 17,153.77 |
TOPIX | 1,716.01 | 1,740.53 | 1,712.56 | 1,737.18 |
両インデックスともに、週足は陽線となりました。日経平均、TOPIXとも、前週と比較して、高値は下落、安値、終値はともに上昇しました。
・日足の状況
2週分、計7日間の日足は、日経平均とTOPIXとでは傾向が異なりました。
日経平均 「陰線陽線陽線陰線陰線陰線陽線」
TOPIX 「陰線陽線陰線陰線陰線陽線陽線」
値動きの幅が小さいときにに日経平均とTOPIXの日足が異なるとき、翌日はTOPIXの傾向を反映する、という状況が2回続きました。
・週移動平均線との位置関係
最新の位置関係は、両インデックスともに、上値より、5月2日日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線の順番となっています。中長期的にはまだまだ上昇トレンドのほうが強いと見て取れます。
・5月第2週の楽観的シナリオ
8日月曜日が上昇でスタートし陽線で終われば、楽観的になれそうです。日経平均なら17400円台、TOPIXなら1760ポイント台への回復が見られそうです。
・悲観的シナリオ
3月期末銘柄の決算発表が続き、慎重な売買が続きそうです。好業績期待はすでに膨らんでおり、むしろ期待はずれのときの反動に要注意です。日経平均なら16700円台、TOPIXなら1700ポイント割れの局面もありえます。
・楽観と悲観の割合予想
7対3で悲観的シナリオ有利とします。円高傾向であり、原油価格も高値圏で推移し、アメリカの金利もまだ上昇傾向で、さらには国内3月期末決算各社の決算発表が控えるという状況では、短期的には強気にはなりません。やはり各社の決算発表を確認し、じっくりとしたスタンスで望むほうがよさそうです。
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