5/29-6/2:好景気でも下落はありうる
5月第5週および6月第1週の株式市場は停滞感の強い相場となりました。特に6月2日金曜日午前中まではかなり下落していました。
各インデックスの6月2日終値は、日経平均が15,789.31円、TOPIXが1,606.11ポイントでした。
2006年5月29日~6月2日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,111.54 | 16,111.54 | 15,266.97 | 15,789.31 |
TOPIX | 1,627.40 | 1,630.02 | 1,556.53 | 1,606.11 |
両インデックスともに、週足は2週続けて下ヒゲが長い陰線となりました。日経平均、TOPIXともに、前週と比較して、高値、安値、終値のすべてが下落しました。引き続き下落傾向が強いように見えます。
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、5日間の日足は以下のような状況でした。
「陰線陰線陰線陰線陽線」
29日月曜日は前営業日と比較して高値からスタートしたにもかかわらず、終値で日足陰線、特に日経平均はマイナスとなってしまいました。両インデックスとも25日移動平均戦と75日移動平均戦がデッドクロスとなり、それが見送りムードを強めているのでしょう。
ただし、2日金曜日は午後から出来高を伴って急上昇となり、日足は陽の大引け坊主となっています。底打ちの可能性のあるサインとして注目できます。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXとも引き続き、上値より、13週移動平均線、26週移動平均線、2日終値、52週移動平均線の順番となっています。52週移動平均線との差が、だいぶ小さくなりました。
・6月第2週の楽観的シナリオ
週足陰線が続くものの、下ヒゲの長さに希望を感じます。また、2日金曜日日足の下ヒゲも長く、出来高を伴っていることから、ある程度の反発継続が期待できます。日経平均なら16200円前後、TOPIXなら1640ポイント前後への上昇はありえるでしょう。
・悲観的シナリオ
週ベースでの出来高はいまだに停滞しています。会計疑惑に引き続き、大手投資顧問のインサイダー疑惑などにより、資金を引き上げる動きが大きくなる可能性があります。日経平均なら15500円以下、TOPIXなら1580ポイント以下への下落も想定できます。
・楽観と悲観の割合予想
今週は6対4で悲観的シナリオ有利とします。全体的に、良い材料に株価上昇で反応するよりも、悪い材料で株価下落に反応する度合いが強いように思います。上昇局面があったとしても、25日移動平均線と、26週移動平均線が意識され、そこを出来高を伴って上抜けできないようだと、当面が下落基調だろうという失望感が強くなりそうです。
※もっと詳しく知りたい方、私の話を聞いてくださる方は、直接ご連絡ください。
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