6/12-16:下落が止まり落ち着きを見せるか?
6月第3週の株式市場は52週移動平均線をはさんだ展開になりました。週の前半で大幅に下落したものの、後半から上昇という展開になりました。
各インデックスの6月16日終値は、日経平均が14,879.34円、TOPIXが1,534.71ポイントでした。
2006年6月12日~16日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 14,685.46 | 14,976.67 | 14,045.53 | 14,879.34 |
TOPIX | 1,494.29 | 1,539.08 | 1,439.00 | 1,534.71 |
日経平均、TOPIXともに、週足は下ヒゲの長い陽線となりました。両インデックスとも前週と比較し、高値、安値が下落したものの、終値は上昇しました。週足陽線となったのは6週ぶりです。
・日足の状況
日経平均、TOPIXともに、5日間の日足は次のようになりました。
「陽線陰線陽線陽線陽線」
14日水曜日に週の安値を記録した後、急上昇となり、3日連続日足陽線となりました。これまでの下落基調を考えると、3日連続陽線は今後の上昇期待を感じさせるサインとなります。
・週移動平均線との位置関係
両インデックスともに上値より、13週移動平均線、26週移動平均線、16日終値、52週移動平均線の順番となっています。13週と26週の各移動平均線が迫っており、現状の株価水準が続けば数週のうちにデッドクロスとなります。
・6月第3週の楽観的シナリオ
前週後半の上昇傾向をうまく引き継げば、さらなる上昇が期待できるでしょう。ただし、25日移動平均線と200日移動平均線近辺での値動きに要注意です。日経平均なら15500円台、TOPIXなら1580ポイント台への回復が見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
もし、25日移動平均線と200日移動平均線を上抜け出来ない場合、すなわちそれらが上値抵抗帯となり、改めて下落基調となる可能性もあります。日経平均なら14200円台、TOPIXなら1450ポイント台への下落は十分ありえます。
・楽観と悲観の割合予想
今週は6対4で楽観的シナリオ有利とします。徐々に出来高が上昇傾向を示しており、多くの人が打診買いをしているように思えます。ただし、多くの移動平均線が下向きになりつつあり、少しでも下振れすると改めて下落傾向が強まるため注意が必要です。特に、52週移動平均線近辺に下落したさいに、その前後での値動きには注目です。
※もっと詳しく知りたい方、私の話を聞いてくださる方は、直接ご連絡ください。