6/19-23:次の目標は200日移動平均線超えか?
6月第4週の株式市場は、日経平均は15000円台を、TOPIXは1540ポイント台を回復して終えました。週の前半は上値が重かったものの、22日木曜日に一気に上昇となりました。
各インデックスの6月23日終値は、日経平均が15,124.04円、TOPIXが1,545.57ポイントでした。
2006年6月19日~23日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 14,815.86 | 15,138.47 | 14,482.96 | 15,124.04 |
TOPIX | 1,529.42 | 1,549.12 | 1,492.01 | 1,545.57 |
両インデックスともに、週足は下ヒゲの長い陽線でした。ともに前週と比較し、高値、安値、終値がともに上昇しました。底打ちの可能性を感じる週足になっています。
・日足の状況
インデックスごとに、日足の様子が異なります。
日経平均の5日間の日足は、「陽線陰線陰線陽線陽線」でした。
TOPIXは「陰線陰線陰線陽線陽線」でした。
陰線よりも大きな陽線が出るようになったのは、先行きの上昇期待を感じます。
・週移動平均線との位置関係
日経平均、TOPIXともに、上値より、13週移動平均線、26週移動平均線、23日終値、52週移動平均線の順番となっています。52週移動平均線よりも上値を保っている安心感よりも、次週にも起こるであろう13週と26週の平均線のデッドクロスの不安のほうが強いです。
・6月第5週の楽観的シナリオ
下値を切り上げる展開が続くものと期待しています。25日移動平均線、200日移動平均線など重要な価格帯を越えられるかがカギになります。日経平均なら15600円台、TOPIXなら1580ポイント台が見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
前週と比較し、出来高が減少気味なのが気がかりです。13週移動平均と26週移動平均のデッドクロスが目前なのも心配です。もし、25日移動平均線を上回れずにいる場合、改めて下落へ向かう可能性も考えられます。日経平均なら14300円前後、TOPIXなら1470ポイント前後への下落はありえます。
・楽観と悲観の割合予想
今週は希望をこめて6対4で楽観的シナリオ有利とします。現実的には、52週、25日、200日の各移動平均線を意識した値動きが展開されると思われます。インサイダー疑惑、それに絡む中央銀行不信、外交では北朝鮮に関する不安やアメリカからの牛肉輸入問題と金融政策など、振り返ると不安要素が目白押しで、なかなか売買しにくい気持ちもわかります。リスクを取らないなら損も得もありません。
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