9/19-22:9月中間期末権利落ち後に不安?
9月第4週の株式市場は、引き続き下落傾向で推移しました。タイでクーデターが起こり、その影響がどうなるか探るうちに株価は下落してしまったという印象です。
各インデックスの9月22日終値は、日経平均が15,634.67円、TOPIXが1,563.60ポイントでした。
2006年9月19日~22日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 15,948.47 | 16,096.18 | 15,580.19 | 15,634.67 |
TOPIX | 1,598.10 | 1,613.02 | 1,559.82 | 1,563.60 |
両インデックスともに、週足は3週連続の陰線となりました。前週と比較して、日経平均、TOPIXともに、高値、安値、終値のすべてが下落しました。
・日足の状況
18日が祝日だったため、営業日が1日少なくなりました。日経平均、TOPIXともに、日足の並びは次とおりでした。
「陰線陰線陽線陰線」
19日火曜日は一時高くなりましたが、結果的に上ヒゲの長い陰線となりました。その後、20日水曜日はタイのクーデターの情報が入り、その影響度を測りかねている間に下落、結局は下落した水準を回復できずに1週間を終えています。
・週移動平均線との位置関係
インデックスごとに、位置関係が異なりました。
日経平均は、上値より、26週移動平均線、22日終値、52週移動平均線、13週移動平均線の順番となりました。
TOPIXは、上値より、26週移動平均線、52週移動平均線、13週移動平均線、22日終値の順番でした。
TOPIXが、主要な平均線を完全に下回りました。また、13週、26週、52週の各平均線どうしが接近してきており、今後どのようなトレンドとなるか、予断を許さない状況です。
・9月第5週の楽観的シナリオ
3週続けて週足陰線となったため、多少の反発は想定できます。日経平均は15900円台、TOPIXは1600ポイント台への上昇はありうるでしょう。
・悲観的シナリオ
下落感の強さが気になります。特にTOPIXは75日線、13週線と、重要な平均線を下回っています。これらを上抜けできないと、続落しそうな不安感が高まります。日経平均なら15100円台、TOPIXなら1520ポイント台への下落に要注意です。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で悲観シナリオ有利とします。実質的な9月相場は25日月曜日で終わります。権利落ち日以降にどれくらい下がるか心配です。出来高もなかなか15億株に届かない状況となっています。株価の上昇のためには、もっと活発な売買が必要です。ただし、現段階では8月安値までは下落していない状況であり、大局的に見れば、一時的に下落しているだけのように見えます。
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