10/30-11/2:よい押し目からの切り替えしはいつか?
10月第5週から11月第1週にかけての株式市場は、前週金曜日から比較して窓明けの下落でスタート。その後、引き続き下落で推移して週末を迎えました。
各インデックスの11月2日の終値は、日経平均が16,350.02円、TOPIXが1,619.02ポイントでした。
2006年10月30日~11月2日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,544.50 | 16,549.71 | 16,209.14 | 16,350.02 |
TOPIX | 1,637.90 | 1,638.18 | 1,607.54 | 1,619.02 |
日経平均、TOPIXともに、週足は下ヒゲが長い陰線となりました。上ヒゲはほとんどありません。10月30日月曜日の寄付から一貫して下落傾向だったと見て取れます。両インデックスともに、高値、安値、終値のすべてが下落しています。
・日足の状況
11月3日が祝日だったため、4営業日分の日足となります。両インデックスとも次のようになりました。
「陰線陰線陽線陽線」
10月27日に引き続き、10月30日に大きく下げたことで、市場心理が冷えたように見えます。後半2日間は陽線でしたが、出来高が細り気味なので楽観視できません。
※【お詫び】日経平均の10月30日~11月2日の日足は、「陰線陽線陽線陽線」でした。訂正いたします。
・週移動平均線との位置関係
10月第5週~11月第1週における、週足の各移動平均線の位置関係は、各インデックスごとに異なりました。
日経平均では、上値より、11月2日終値、13週移動平均線、52週移動平均線、26週移動平均線の順番となりました。
TOPIXでは、上値より、52週移動平均線、11月2日終値、13週移動平均線、26週移動平均線の順番となりました。終値が、52週平均線を下回ってしまったことが気になります。
・11月第2週の楽観的シナリオ
10月24日の高値から、すでに7営業日が過ぎています。この下落が単なる押し目なら、そろそろ反転してもおかしくないタイミングです。25日移動平均線以上に早々に復活できれば、日経平均なら16700円台、TOPIXなら1660ポイント台への上昇が見られるでしょう。
・悲観的シナリオ
再び出来高が縮小傾向なのが気になります。3月期末銘柄の中間期決算や9月期末銘柄の決算が続々と発表されていて、先行きを慎重に見極めるため、売買がさらに低調になるなら、下落が続くことも考えられます。日経平均は16000円台、TOPIXは1590ポイント台の攻防でしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で悲観的シナリオ重視とします。特に週の前半は要注意です。NY市場が節目を割る下落を見せたその流れを引き継ぎそうです。ただし、日経平均が52週移動平均線、TOPIXが26週移動平均線近辺まで下落すれば、そこからは買い直しが入るように思えます。
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