11/13-17:下落基調確認か?
11月第3週の株式市場は、14日火曜日に重要な経済指標が発表された直後に株価が上昇したのを除けば、おおむね下落で推移しました。日経平均は16000円を割る局面があるなど、先行きが非常に不安となる値動きになりました。
各インデックスの11月17日の終値は、日経平均が16,091.73円、TOPIXが1,573.54ポイントでした。
2006年11月13日~17日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 16,016.42 | 16,373.48 | 15,913.86 | 16,091.73 |
TOPIX | 1,573.72 | 1,607.38 | 1,559.43 | 1,573.54 |
日経平均の週足は上ヒゲが長い陽線、TOPIXの週足はほぼ十字線となる小陰線となりました。両インデックスともに、高値、安値、終値のすべてが下落しました。
・日足の状況
11月第3週の日足の並びは、各インデックスごとに異なりました。
日経平均は、「陽線陽線陰線陰線陰線」となりました。
TOPIXは、「陰線陽線陰線陰線陰線」となりました。
両インデックスとも、13日月曜日に目先の安値をつけた後は、それよりも高値の水準で株価が推移しました。それでも、15日水曜日以降3日連続陰線というのは、いかにも市場の雰囲気が重たいです。
・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は、各インデックスごとに異なりました。
日経平均では、上値より、13週移動平均線、17日終値、52週移動平均線、26週移動平均線の順番でした。
TOPIXでは、上値より、52週移動平均線、13週移動平均線、26週移動平均線、17日終値の順番となりました。
TOPIXにおいて、13週移動平均線がついに下向きになった点が非常に気になります。
・11月第4週の楽観的シナリオ
海外市場が比較的順調に上伸しており、その流れを引き継ぐならば、反発局面があり得るでしょう。日経平均が16000円台を維持できるなら、その後に16400円台、TOPIXなら1600ポイント台への復帰が見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
日経平均とTOPIXの値動きの様子が異なります。TOPIXのほうが、市場全体の様子をより表しているとするなら、13週移動平均線が下向きとなったうえ、主な平均線をすべて下回っていることが気になります。日経平均なら15700円割れ、TOPIXなら1540ポイント割れもあり得るでしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週は6対4で、悲観的シナリオ有利とします。特に新興市場を中心とした、中小型株の下落傾向の強さを感じます。多くの個人投資家が、値動きの大きい中小型株での売買を中心に行っているため、含み損の拡大により、さらに資金効率の悪化を招いている様子を感じます。
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