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FPの仕事って要するに何?

FPの仕事って、うまく表現しにくいなと、日頃から思っていました。

保険については確かに詳しいです。保険がどのような仕組みになっていて、現在の家族の状況に応じて、どのような見直しをすればよいのか、どのような考えで保険を選べばいいのか、端的に説明することができます。ここまではたしかにFPの仕事でしょう。

そして、場合によっては、私を通じて、直接保険申し込み手続きができます。ただ、この部分は本来、「保険代理店としての仕事」です。

投資については確かに詳しいです。手元の50万円を、1ヶ月ほどで100万円にしたい、そんな投資は実際にはギャンブルであると説明できます。失敗をしたくないのなら、こつこつと時間をかけて、あらゆるアセットに少しずつ投資すればよい、なんてことはいつでも説明できます。ここまではFPの仕事のはずです。

そして、具体的な商品パンフレットを取り出し、お客様に合うであろう投信を紹介し、口座開設、投信購入手続きを直接していただくこともできます。もちろん、この部分は「証券仲介業としての仕事」です。

もちろん、苦手分野はあります。

いまだ、税理士や弁護士とのコネクションがないため、相続実務などは行えません。これは、「タマゴが先かニワトリが先か」の理論とほぼ同じで、お客様が必要だから慌てて税理士にアポを取ればいいのか、将来のお客様のために、今から税理士とコネクションを持つべきなのか、非常に悩むところです。

住宅購入時の、ローンシミュレーションは、たしかにソフトは扱えますし、固定金利、変動金利の違いくらい説明はできます。じゃ、実際にローンの手続きは、というと、引継ぎ窓口を紹介するしかありません。私が紹介するのだから信用してくれ、という窓口を作るべきなのでしょう。また、とある事情で不動産登記の手続きをしてくれと言われても、やはり司法書士を紹介するしかありません。

社会保障。国民年金、国民健康保険の保険料はしっかり納めるべきだと説教はできます。具体的なメリットも説明できます。では、医療費の月額負担額上限を超えたお客様に対して、高額療養費の払い戻し制度がありますよと説明できても、手続きの代行は行政書士でも社労士でもないため行えません。説明して、手続きされるよう促すだけです。長期休暇のさいの傷病手当金も、出産時の出産一時金も同様です。

こうやって、出来ないことを並べてしまうと、自分が役立たずに思えてきます。

では、FPが本当にお客様の役に立つためには、何を重視すればよいのでしょうか?

たどり着いたのが、ライフイベント表、キャッシュフロー表を中心にすえた、提案書作成です。
他の言葉を考えようとすれば、「マネーの健康診断」です。

働いて、もしくは資産から「収入」を得ます。
そして、生きていくために、もしくは楽しむために「支出」をします。
目先のためではなく、将来のために「資産」を蓄えることも必要です。

FPは、収入、支出、資産のバランスを分析し、将来ありうるイベントを考慮して、お客様の家計を診断します。

そして、バランスが悪いなら、将来に不安要素があるなら、その不安を回避する知恵を提供します。その知恵には、私の実体験を込めることもできます。よりリアルな話を盛り込めるでしょう。

知恵に関して、実務を提供できる場合は、引き続き直接、手続きを行います。実務が行えない場合は、他の窓口を紹介します。

そして、FPを事業として成り立たせるためには、提案書完成の段階で、いくばくかの料金をいただくことになります。将来、お客様が得するであろう金額と比べれば、些細な料金であるはずです。

FPとは、お客様にマネーに関する知恵を与え、ライフイベント表、キャッシュフロー表を通じて将来の展望を示し、今後のお客様のよりよい生活を目指すためにたゆまぬ努力をする人、そのために末永いお付き合いをする人、なんだと思います。そして、そのように選ばれるFPになれるよう、日々努力しています。

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