11/27-12/1:下落の前の適度な反発か?
11月第5週の株式市場は、11月24日金曜日までの下落基調がウソのような上昇相場となりました。短期間で急激に上がったため、その反動による下落も心配されます。
各インデックスの12月1日の終値は、日経平均が16,321.78円、TOPIXが1,604.90ポイントでした。
2006年11月27日~12月1日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 15,615.56 | 16,376.30 | 15,615.56 | 16,321.78 |
TOPIX | 1,527.05 | 1,610.69 | 1,526.37 | 1,604.90 |
日経平均、TOPIXともに、週足は大陽線となりました。両インデックスとも、前週と比較して安値のみが下落し、高値、終値は大幅上昇となりました。
・日足の状況
11月第5週の日足は、インデックスごとにその並びが異なりました。
日経平均は、「陽線陽線陽線陽線陽線」すなわち5日連続陽線となりました。
TOPIXは、「陽線陽線陽線陽線陰線」でした。
さすがに12月1日金曜日は、日経平均が小陽線、TOPIXが小陰線と、少々慎重な売買となりました。短期で急激に上昇したため、反動を警戒する思惑が見て取れます。
・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は、今週も各インデックスごとに異なりました。
日経平均では、上値より、12月1日終値、13週移動平均線、52週移動平均線、26週移動平均線の順番でした。
TOPIXでは、上値より、52週移動平均線、12月1日終値、13週移動平均線、26週移動平均線の順番となりました。
日経平均は一気に3本の平均線を上抜けしました。一方、TOPIXは13週移動平均線前後でもみ合っている印象です。
・12月第1週の楽観的シナリオ
このまま一気に株価上昇といきたいところです。TOPIXが主要な平均線を上抜けしてくれば一安心です。日経平均なら16700円台、TOPIXなら1640ポイント台が見られるかもしれません。
・悲観的シナリオ
売買高が徐々に盛り上がってきているものの、さらなる上昇をもたらすには少々物足りない気がします。薄商いでの株価上昇ならば、いずれは再び下落に転じます。日経平均なら改めて16000円割れ、TOPIXなら1560ポイント台への下落はあり得るでしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で、悲観的シナリオ有利とします。日本の好景気が、「いざなぎ越え」後もさらに長く続くとは考えにくい上、証券税制特例廃止が当初予定通りに話が進むなど、政権交代後の経済政策の舵取りに対する不安が膨らみます。急激な円高も気がかりです。
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