1/9-12:利上げが想定内かサプライズか?
1月第2週の市場は、前週の5日金曜日の大幅下落を引き継ぎ、値幅変動の大きい日が続きました。結果的に両インデックスともに週足陽線にはなったものの、比較的下落傾向の強い1週間だったと考えられます。
各インデックスの1月12日の終値は、日経平均が17,057.01円、TOPIXが1,685.27ポイントでした。
2007年1月9日~12日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 17,018.89 | 17,261.03 | 16,758.46 | 17,057.01 |
TOPIX | 1,672.68 | 1,696.02 | 1,650.82 | 1,685.27 |
日経平均、TOPIXともに、週足は上ヒゲ、下ヒゲがともに長めの陽線となりました。前週と比較して、日経平均は高値、安値、終値のすべてが下落しました。対してTOPIXは、終値のみが上昇するものの、高値と安値が下落となりました。
日経平均の週足での始値、終値の差が38円しかありません。各営業日ごとの値幅は大きかったものの、上昇か下落か非常に判断のしにくい値動きだったように思われます。
・日足の状況
1月8日が祝日であり、営業日は4日間でした。日足の様子は、日経平均、TOPIXとも次のようになりました。
「陽線陰線陰線陽線」
12日金曜日を除いて、高値を切り下げ、安値を更新する日が4営業日も続きました。押し目としての下落がいつまで続くか見極めどころでしょう。
・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は以下のとおりです。
日経平均は、上値より、1月12日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線の順番に入れ替わりました。
TOPIXは、上値より、1月12日終値、13週移動平均線、52週移動平均線、、26週移動平均線の順番となりました。
日経平均では52週線と26週線、TOPIXでは52週線と13週線のゴールデンクロスが起こりました。日経平均が一足先に、順調な上昇傾向を示すチャートの形になりました。
・1月第3週の楽観的シナリオ
少々の下落は、押し目として判断するべきでしょう。日経平均採用銘柄を中心に、上昇傾向を維持すると思われます。日経平均は改めて17400円台へ、TOPIXは改めて1700ポイント台へチャレンジする局面がありそうです。
・悲観的シナリオ
株価の上下動が激しく、思わぬ安値まで突っ込む可能性もあります。もっとも、その際の目安はまずは前週の安値となります。それを割り込んだ場合、日経平均なら16600円割れ、TOPIXなら1640ポイント割れもあり得るでしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週に行われる、日本銀行の金融政策決定会合がどのような結果になったとしてもおおむね、楽観的シナリオで推移すると思われます。ただし、1日の値動きの大きい日が続いており、思わぬ下落には備えておく必要があります。
・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 強い米指標による金利上昇も利食い売りに120.63円⇒120.16円、原油遂に反発/ニューヨーク外国為替市場概況
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070113-00000001-fis-brf
日銀 年0.5%に利上げへ 週明け以降に最終決断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070113-00000023-maip-bus_all
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