2/5-9:調整ぎみだが売買高安定でひと安心か?
2月第2週の株式市場は、前半は下落基調で推移しましたが、オプションSQを終えた9日金曜日には一気に上昇しました。ただし、前週の高値の更新には至りませんでした。
各インデックスの2月9日終値は、日経平均が17,504.33円、TOPIXが1,745.09ポイントでした。
2007年2月5日~9日の週足4本値は以下のとおりでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 17,531.41 | 17,545.71 | 17,199.66 | 17,504.33 |
TOPIX | 1,739.29 | 1,748.71 | 1,712.28 | 1,745.09 |
日経平均の週足は、下ヒゲが非常に長い陰線となりました。前週と比較して、高値、安値、終値がともに下落しています。
一方TOPIXの週足は、下ヒゲの長い陽線となりました。高値、安値は下落しましたが、終値は上昇しました。TOPIXのほうは5週連続の陽線となりました。
・日足の状況
日経平均、TOPIXの日足は、それぞれ同じ並びになりました。
「陰線陽線陰線陰線陽線」
8日木曜日までは下落基調で推移しましたが、9日金曜日の大陽線で一気に下落を取り戻しています。
・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は、先週に引き続き、日経平均、TOPIXともに上値より、2月9日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線の順番となりました。
各移動平均線との乖離率はまだまだ大きく、それを修正する下落はありそうですが、中長期を見通した場合にまだ上昇傾向には違いありません。
・2月第3週の楽観的シナリオ
9日金曜日の急上昇が、新たなる上昇の始まりと考えます。週前半のうちに昨年来高値を更新できるなら、さらに勢いづくと思われます。日経平均であれば17800円台、TOPIXなら1770ポイント台への上昇はありえます。
・悲観的シナリオ
日経平均が17600円台、TOPIXが1750ポイント近辺で値動きが続くようですと、上昇期待が徐々に薄れてきます。週足との移動平均線の乖離を修正する動きが続きそうです。それでも日経平均は17200円程度、TOPIXは1720ポイント程度の下落に備えれば十分でしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で楽観的シナリオ有利と考えます。2週続けて週足の安値が徐々に更新されている点が気がかりですが、売買高が毎日安定して20億株を超えており、現在の活況が続くなら中長期的には問題ないでしょう。日経平均が17600円台を早々に突破できれば、下落トレンド転換の心配はさらに減るのでしょう。
・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 連銀高官タカ派発言などにドル・円一段高121.75円、原油続伸60.80ドル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070210-00000001-fis-brf
G7:識者はこうみる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070211-00000698-reu-bus_all
※どんな経済状態でも、ライフプランを踏まえた投資が重要です。ご興味のある方はご連絡ください。
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