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3/26-30:しばらくは方向感がわかりにくい展開か

3月第5週の株式市場は、最も上場銘柄数が多い3月期末の権利確定日の前後で出来高が縮小しました。権利落ち後の株価下落局面で徐々に出来高が回復したものの、30日金曜日は再び東証1部出来高が20億株を割り込むなど、低調と思える1週間でした。

各インデックスの3月30日終値は、日経平均が17,287.65円、TOPIXが1,713.61ポイントでした。

2007年3月26日~30日の週足4本値は以下のとおりでした。

指数始値高値安値終値
日経平均17,517.9217,558.0417,036.2217,287.65
TOPIX1,745.331,747.351,687.831,713.61
出典:各種報道より

両インデックスとも、週足は下ヒゲの長い陰線となりました。日経平均,TOPIXともに、前週と比較して終値は下落したものの、高値、安値は上昇しました。

・日足の状況
日経平均とTOPIXとでは、日足の並びは異なりました。

日経平均は、「陽線陽線陰線陽線陰線」となりました。
TOPIXは、「陰線陰線陰線陽線陰線」となりました。

26日月曜日の3月期末権利確定日以降、下落傾向で推移しました。ただし、出来高のほうは27日~29日にかけて上昇しました。これは株価の安いところを買う動きに読み取れます。

・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は、日経平均、TOPIXともに上値より、13週移動平均線、30日終値、26週移動平均線、52週移動平均線の順番となりました。

再び13週移動平均線を割り込みました。今後のトレンドが見えにくい状況がしばらく続きそうです。

・4月第1週の楽観的シナリオ
3月5日の安値からは、徐々に上昇傾向を見せています。早々に13週移動平均線を上回れるならひと安心です。日経平均なら改めて17600円台が、TOPIXなら1740ポイント台が見られるかもしれません。

・悲観的シナリオ
日経平均では、25日移動平均線と75日移動平均線のデッドクロスとなっています。これは通常、先行きが下落傾向となるサインです。出来高が伴わない場合は特に下落傾向が強まりそうです。日経平均なら改めて17000円前後、TOPIXなら1680ポイント前後への下落は覚悟するべきでしょう。

・楽観と悲観の割合予想
6対4で、引き続き悲観的シナリオ有利とします。4月に入り、新たな気持ちで銘柄選択を行う季節ではありますが、出来高低調に伴い、しばらくの間は方向感が予測しにくい相場が続く気配です。

・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 米保護貿易主義への傾斜を嫌気しドル反落117.21円、原油9営業日ぶり下落
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070331-00000001-fis-brf

※どんな経済状態でも、ライフプランを踏まえた投資が重要です。ご興味のある方はご連絡ください

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