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4/9-13:円安傾向と出来高減少のせめぎあいか?

4月第2週の株式市場はSQ週であり、低調な売買高が想定されました。9日月曜日こそ上昇で始まりましたが、13日金曜日のオプションSQ後に大きく下落してしまいました。

各インデックスの13日終値は、日経平均が17,363.95円、TOPIXが1,705.50ポイントでした。

2007年4月9日~13日の週足4本値は以下のとおりでした。

指数始値高値安値終値
日経平均17,606.0317,747.8217,327.3717,363.95
TOPIX1,725.891,743.501,701.981,705.50
出典:各種報道より

日経平均、TOPIXともに、週足は上ヒゲの長い陰線となりました。前週と比較して、終値は下落しましたが、高値、安値は上昇しました。

TOPIXはこれで3週連続陰線となり、先行き不安をいっそう強く感じさせます。

・日足の状況
両インデックスの日足の並びはともに次のようになりました。

「陽線陽線陰線陰線陰線」

日経平均の高値ピークは9日月曜日、TOPIXの高値ピークは11日水曜日であり、少々傾向が異なりました。

・週移動平均線との位置関係
週足の各移動平均線の位置関係は、日経平均とTOPIXともに次のようになりました。

13週移動平均線、13日終値、26週移動平均線、52週移動平均線

一時は、両インデックスとも13週移動平均線を上回る状況がありましたが、結局のところ13日金曜日の大幅下落でその上昇を帳消しにしてしまいました。

・4月第3週の楽観的シナリオ
日経平均での昨年6月14日安値と今年3月5日安値を結ぶトレンドラインが有効と考えるなら、まだ上昇トレンド維持を期待できます。円安傾向が続きそうなのもよい傾向です。日経平均なら再び17700円台乗せ、TOPIXなら1740ポイント台乗せも想定できます。

・悲観的シナリオ
引き続き、東証1部銘柄の売買高が20億株を割り込み続けるようだと、このままずるずると下落する可能性も高いです。特にTOPIXで早々に1690ポイントを割り込むようだと、3月以降の短期のトレンドラインを割り込み、下落不安が高まります。その場合、日経平均なら16900円割れ、TOPIXなら1680ポイント割れもありえます。

・楽観と悲観の割合予想
今週も、6対4で悲観的シナリオ有利とします。売買高がなかなか増えない点が非常に気になります。中長期のトレンドラインを右上がりに引いてみるのは可能ですが、それを下回ったときの下落幅は、非常に大きな幅になることがままあり、注意が必要です。

・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 “G7声明の為替文言変更無し”憶測で円反落、ユーロ円高値更新161.46円/119.58円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000001-fis-brf

<G7>共同声明で「世界経済は力強く拡大」 円安言及せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000023-mai-bus_all

※どんな経済状態でも、ライフプランを踏まえた投資が重要です。ご興味のある方はご連絡ください

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