7/2-6:日経平均18300円超えまでもうひといきか?
7月第1週の株式市場は、前週末を引き継ぐ上昇になるかと思われましたが、日経平均の今年の高値である18300円に近づくと上昇力が弱まるという展開となりました。東証1部の1日の出来高が15億~17億株台であり、ここから出来高が急増するようなきっかけがほしいところです。
各インデックスの7月6日終値は、日経平均が18,140.94円、TOPIXが1,779.67ポイントでした。
2007年7月2日~6日の週足4本値は、以下の通りでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 18,139.04 | 18,295.27 | 18,062.49 | 18,140.94 |
TOPIX | 1,776.80 | 1,796.89 | 1,770.30 | 1,779.67 |
各インデックスの週足はそれぞれ、上ヒゲが長い陽線でした。特に日経平均は週の始値と終値の差が1.9ポイントしかなく、週足での十字線とも言える状況でした。前週と比較して、両インデックスとも、高値、安値、終値のすべてが上昇しました。
・日足の状況
7月第1週の日足の並びは、インデックスごとに様子が異なりました。
日経平均は、「陽線陰線陽線陽線陰線」となりました。
一方、TOPIXは、「陽線陰線陰線陽線陰線」となりました。
4日水曜日の日足が日経平均とTOPIXで異なったものの、終値ベースでは、両インデックスともに前週の6月28日木曜日より6連騰となっていました。そのわりに上昇感に乏しい印象が強いのは、連日の値幅がそれほど大きくなかった点が影響したと思われます。
・週移動平均線との位置関係
7月第1週における、週足の各移動平均線の位置関係は、両インデックスともに前週と変化なく、
6日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線
となりました。どの平均線も右上がりであるうえ、株価はその上で推移しており、中長期を見据えたときには安心感が漂います。
・7月第2週の楽観的シナリオ
「閑散に売りなし」という格言が当てはまりそうな雰囲気です。TOPIXは6月高値を一時上回っており、日経平均も6月高値を上回れるかがカギとなります。そうなれば日経平均はいよいよ18400円台、TOPIXは1810ポイント台到達が見られそうです。
・悲観的シナリオ
出来高減少傾向が続いているのが気になります。アメリカの市場で休みがあったことが影響していたようですが、現在の水準からさらに出来高が減少するようでは、株価上昇のシナリオは描きにくくなります。もし、日経平均が6月高値を上回れないようだと、日経平均なら17900円割れ、TOPIXなら1760ポイント割れもあり得るでしょう。
・楽観と悲観の割合予想
今週も6対4で楽観的シナリオ有利を継続します。引き続き、無理に弱気になる材料は見当たりません。ただし、今後の出来高がさらなる減少を見せ、かつ、上値の更新の力強さを感じないときには注意が必要です。
・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 予想上回る米雇用統計にドル上昇123.56円、原油続伸72.92ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000001-fis-brf
※どんな経済状態でも、ライフプランを踏まえた投資が重要です。ご興味のある方はご連絡ください。