7/9-13:じりじりとした上昇が長期間続くか?
7月第2週の株式市場は、日銀金融政策決定家会合の週でもあり、様子見の雰囲気が漂いました。ただし、下落局面のほうが東証1部の出来高が高くなるなど、目先の安値を買う投資家が多い様子も見えました。
各インデックスの7月13日終値は、日経平均が18,238.95円、TOPIXが1,783.20ポイントでした。
2007年7月9日~13日の週足4本値は、以下の通りでした。
指数 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 18,226.07 | 18,282.15 | 17,919.17 | 18,238.95 |
TOPIX | 1,786.75 | 1,794.73 | 1,756.71 | 1,783.20 |
日経平均の週足は下ヒゲの長い陽線、TOPIXの週足は下ヒゲの長い陰線となりました。ローソク足の種類は異なりますが、両インデックスとも前週と比較して、高値、安値は下落、終値が上昇となりました。
今回は前週安値を下回る場面がありましたが、中期で見れば、いまだ安値を徐々に切り上げつつあります。そして、下ヒゲの長い週足が出る頻度が多いことから、押し目買いスタンスが継続中だと感じます。
・日足の状況
7月第2週の日足の並びは、インデックスごとに様子が異なりました。
日経平均は、「陽線陽線陰線陰線陽線」となりました。
一方、TOPIXは、「陽線陰線陰線陰線陽線」となりました。
10日火曜日の日足が、各インデックスで異なりました。また、TOPIXが9日月曜日の始値に戻らなかった点も気になります。
・週移動平均線との位置関係
7月第2週における、週足の各移動平均線の位置関係は、引き続き上値より
13日終値、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線
の順番となりました。週足の安値が13週移動平均線には届かない状況が続いています。
・7月第3週の楽観的シナリオ
下落時に出来高が増えるのは、株価の先行きは上昇傾向だと感じている押し目買いスタンスの人が多いことの表れと判断できます。日経平均は18300円、TOPIXは1800ポイントをなかなか上抜けられないですが、じりじりと突破の瞬間が迫っていると思われます。
・悲観的シナリオ
引き続き、日経平均18300円、TOPIX1800ポイントを超えられず、見切売りが出る可能性も高いです。その場合の下落メドは、前週の安値、日経平均なら17900円台、TOPIXなら1750ポイント台が想定されます。それぞれ割り込んだ場合、13週移動平均線を意識することになりそうです。
・楽観と悲観の割合予想
引き続き6対4で楽観的シナリオ有利とします。安値になると出来高が増えることが確認できたことから、押し目買いスタンスが継続されると考えられます。参議院選挙が始まり、選挙結果の予想や世論調査などが気にはなるでしょうが、中長期のチャートを見る限りでは緩やかな上昇傾向に変わりはなさそうです。
・気になるニュース
ヤフーニュースより
「為替」 イランの原油代金の円建て決済要請などで円上昇121.95円、原油反発74ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070714-00000001-fis-brf
※どんな経済状態でも、ライフプランを踏まえた投資が重要です。ご興味のある方はご連絡ください。