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借金のしかた

いざというとき、お金は誰から借りますか?

子供のころは、借りるという感覚がまったくない状態で、お父さんお母さんからお金を小遣いとしてもらっていたと思います。

とはいえ、まずは親族から借りる。しかも返済はなるべく引き延ばすことをあらかじめ伝える。最初にする借金としてはこれが正解です。

親族以外の知り合いから借りる、出資してもらうというのは、なるべく後回しにしたほうがよいでしょう。

となると、次は金利を支払ってそれなりのところから借りることになります。

もし、定期預金をしていたり、貯蓄性の高い生命保険を契約しているなら、銀行、生保会社から借りるのが、金利が安くてお得です。

総合口座の定期預金にお金を預けておくと、万が一総合口座普通預金の残高がマイナスになっても、定期預金を担保にして一時的に銀行が立て替えてくれます。これを当座貸越といいます。金利は、定期預金金利プラス0.5%です。

すなわち、スーパー定期1年ものの金利が0.35%ならば、当座貸越の金利は0.85%となります。

生保会社からお金を借りられるというのも、あまり知られていないかもしれません。終身保険のような、解約払戻金が貯まっていく保険なら、所定の利率で契約者貸付が受けられます。詳細は各生命保険会社に確認してください。なお、解約払戻金がないことが前提の安い定期保険、医療保険では、そもそも契約者貸付の制度がない場合があります。

小口のお金、10万円前後の借金なら、本来ならこれらの金利の安いものを利用するべきです。

実際には、クレジットカード(と、それに付随するキャッシング機能)が簡単に手に入るため、その分割払いを利用してしまうことで、一気に金利が高いお金を借りてしまっています。

クレジットカードを利用する場合は、できるだけ翌月1回払いを活用するべきです。その場合は金利負担ゼロです。キャッシングの場合も、翌月一括払いなら金利負担は1万円あたり数100円程度です。

問題は、分割払い、いわゆるリボ払いを利用してしまったときです。一気に年利15~18%もの金利負担が発生します。もちろん、クレジット枠、キャッシング枠ごとに金利が異なります。

近日中にリボ払いの危険性について改めて考えてみます。

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