最近気になる言葉:ワークライフバランスやセミリタイアなど
ワークライフバランスという言葉が気になります。
特に、ワークライフバランスを取るためには、家計において蓄財をしっかり運用しなければならない、という文脈で語られるときには、非常に興味深い思いに駆られます。
仕事も家庭もしっかりバランス取りましょう。でも、そのためには家計の仕事への依存度を少しでも小さくしましょう。すなわち、お金を貯めて、少しでも運用して、運用益を生活費に回せるようになるほうがいいじゃないか、という文脈です。
これを究極まで突き詰めて、運用益だけで生活できるようになってしまうのが、いわゆる経済的自由人、ファイナンシャルフリーでしょう。
ファイナンシャルフリーと似たような言葉に、セミリタイア、プチリタイアなどがあります。
フリーとか、リタイアという言葉から、いかにも自由を感じますけど、実際には収入を管理しなければならないため、何もしないということはあり得ません。
お給料は我慢料、なんて言葉もあります。サラリーマンは人間関係や、競争などのストレスで何かと大変だ、だから、その大変さからフリーになろう、みたいな印象なのでしょう。
実際には、仕事と生活の両方が充実するべきなのでしょう。不器用な人の場合は、仕事イコール生活のような働きっぷりのほうがよいかもしれませんが、家族がいる場合、納得させられるか、巻き込めるかが大切です。